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旅は道連れ、世は情け。 アニメや漫画の話題やら諸々。デジモンが好きです。検索は避けてるよ。

智将揃い踏み



HUNTER×HUNTER、面白ぇーー!!



37巻、読ませて頂きました。ジャンプ掲載時に追ってたときには「???」ってなってましたが、単行本で一気に読むと「やっぱ面白ぇ…」ってなっちゃいますね。マジで面白いんだもの……。いやもう、4年ぐらい待ちますわ……。いやまぁ早いほうがいいのはそうだけど、それでもしも面白さが損なわれるのなら全然待ちます。私、待つわ。いつまでも待つわ。

まだ連載してるのに、もう待つことを考え始めている……!

でもいいね、「終わるな!」って思いながら本を読むのって。すごく読みたいけど読んだら終わってしまう!って、この訳の分からない葛藤をしてる瞬間が最高に好き。

読んでると、誰を応援していいのかわかんなくなるんだよね。みんな好きだから。名も知らぬぽっと出のキャラですらあっという間に好きになっちゃうからね。やめてくれよ!ってなる。お陰でハラハラしっぱなしだよ。誰が死んでも大体悲しい。

キャラ造形がすごいんだよなぁ。モブキャラにも確かな命が宿ってるんだよね。最早キャラへの愛とかではないのよ。なんというか、命に対する一種の敬意みたいなものを感じる。と言って、命の扱いが重いわけでも軽いわけでもなくて、ただ命そのものがキャラに宿ってるなってだけなんだけど、それがすっと出来てることが異常なんだよね。

読んでるだけじゃあれだけど、じゃあそういうの描けるの?ってなったときに、どうしても「天才」という言葉でしか括れなくなるんだよなぁ。自分の語彙力が先生の持つ全ての技量に追いつかなくて、ただ「面白い」とか「天才」とかそういう言葉でしか表現できなくなるというか。自分の言葉がそれを表現できないことへのもどかしさを感じてしまって非常に悔しい。

でもその一方で、言葉で括れるようなものでもない気もしてて。

説明できないのよ。命とか魂を言葉で説明しろって言っても、なんて言えばいいかわかんないじゃない。そういう類いのものなのよ。少なくとも私の中では。ジブリと似たような感じ。宮崎駿監督のジブリ映画を説明しろって言われても、私はできないもん。「トトロってなに?」って聞かれたら「トトロだよ!」って、なんの意味も無い返答するよ。

まぁ感じ方も人それぞれだから、一概にどうこう言えるものでもないけれど。数値で見えるとしたら先生のフォロワー数ぐらいかな。あの現象をどう言葉に出来るってんだい。「天才だもんな…」しかないよ。

映画とか本とかゲームとか哲学やら、そのほか諸々、これまで先生が触れてきたありとあらゆる要素を盛り込んだのがHUNTER×HUNTERだと思うのですが、その半端ない諸々の積み重ねの上でキャラの名前が「リンチ=フルボッコ」とかだよ??
もうお手上げだよ。

いやもうほんと、面白いなぁ。

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