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旅は道連れ、世は情け。 アニメや漫画の話題やら諸々。デジモンが好きです。検索は避けてるよ。

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原初の愛を語りたい2

あまりにも脳内ヒュンマが止まらないので、ヒュンマについて本気出して考えてみました。とはいえ、ヒュンマシーン確認用の創作メモみたいな感じです。あと余計なひとことメモ。




■まるで聖母だ……!
じわりと泣くヒュンケル

■さらばだダイ・ポップ……。さよなら、マァム……!!
わざわざ他2人と分けて別れを告げるヒュンケル。この特別感よ。そして1P丸々使って悲しみの涙を流すマァム。

□おっお前あいつのこと、すっ好きだったのか?
わからない。とのアンサー。力になってあげたい、そばにいてあげたいという気持ちはあった。

□生きてたのね……本当に生きて……良かった…!
言わずとしれたお姫様抱っこ。ハドラー様に説明する間もずっと抱っこ。離れがたいマァム。

■おまえとマァムははじめて俺のために泣いてくれた
その涙に報いるために戦い続けると近い、手当してくれた包帯を何故か引きちぎる男

■フッ
自分からマァムから引き剥がすポップに向けて放ったニヒルな笑み。

■マグマダイブに生還し、心臓付近をハドラーに爪で貫かれてメラゾーマ流し込まれても死なない男。
逆にどうやったら死ぬんや君は……?

■残された人生すべてをアバンの使徒として生きることを命じます。友情と正義と愛のために己の命をかけて戦いなさい。そしてむやみに自分を卑下したり過去に囚われ歩みを止めることを禁じます……!
男泣きヒュンケル。レオナ姫超かっこいい。ヒュンケルはここで一回裁かれている。

■……また会おう、マァム
再会の約束をするヒュンケル。ヒュンケルの方から。そう、ヒュンケルの方から……!

□うっ…うるせぇな……あいつはさ…もう好きなヤツがいるんだよ……
別にマァムはヒュンケルのこと好きって言ってないのに、好きなやつがいるって勝手に決めつけられている。わからないって言ったのに。

□……すばらしい仲間だと思ってんだからさ……!
あー!男心と!仲間への愛の!!せめぎあい!!男心から頼りにして欲しいポップと!負けてられないとパーティとしてのライバル心を見せるマァム!あー!!!ポップ……!!

■もしオレが元・魔王軍の団長だと知ったら、この男はさぞかしオレを憎むだろうな
やるせねぇ……。でも代わりに兄を葬るヒュンケル。

■お前が死ぬと……すごく悲しむやつがいるんだよ……!
脳内でノータイムマァム即答。お互いマァムの名前を出さないまま、というかマァムであることを前提に会話する男2人。

■俺はあいつの涙だけは見たくねぇんだ……だからたのむ生きてくれ…そしてあいつを幸福にしてやってくれよ……!
……オレは人を幸福になどできん。不幸にしかできないんだ。
ポップに対するアンサー。だけどここは、だからオレが死ぬべきなんだ。を内包してるからどこまでが正直なところがちょっとわかりにくい。でもオレは人を幸福になどできん、のあたりはこの時点のヒュンケルの本心だろうなとは思う。

■…マァムにはうまく言っといてくれや
確実にヒュンケルに言ってる。そんなこと言われても困るわよポップ。死ぬんじゃねぇよ……。

■ヒュンケルが友との槍について語ってるとき、エイミさんもいる
けど、特にこのときにはヒュンケルに対する感情はなさそう。居合わせただけって感じ。エイミさんもねぇ、ちょっとストーリーのために動かされた感あるからなぁ~。心理を読むのが難しい。急に恋し始めちゃったから。

□ポップがいっぺん死んだことは黙ってようとしている
好きな女にはショックを受けてほしくねぇってか~~~いい男め~~!!コメディタッチだけど、後でヒュンケルもおんなじことしてる。

■……元気そうだな、マァム。だが!積もる話はあのデクの坊を倒してからだ…!!
マァム何も言ってない。ヒュンケル……!って言って駆け寄っては来てるけど、それだけ。それだけなのに「だが!」ってなんなんだ。積もる話をしたかったのはヒュンケルの方では……?

■落ちてくるヒュンケルを逆お姫様だっこで救うマァム
格好良すぎない?誰よりも早く反応しとる。

■ヒュンケルには手出しさせない!私が相手よ!!
くそカッコいい。こんなんもう、惚れてまうやろ~~~!!

□戦うなら正義の力だけで戦って。あなたなら必ず勝てるわ……!!
涙に応えるヒュンケル。男やでぇ

■2人まとめて死ね!!
ハッピー!セット!!

■オレは、今ここでおまえに誓おう!!たとえ死しても最期のその一瞬まで正義の意思を貫くことを……!!
神でもアバン先生でもなく。おまえに。おまえに誓っている。ヒュンケルにとって、一番裏切りたくないものがマァムだから……。ヒュンケルにとって、マァムの存在の大きさを示している。ヒュンケルみたいな寡黙で頑固な男がね、口に出して本人に誓うって、これ相当な覚悟だと思うんですよね。超重い覚悟よ。
ヒュンケルにとってこの誓いで大切なところは「おまえに」ってとこなのよ。他の誰でもないマァムに誓うってことが、ヒュンケルには特別な意味を持つの。
でもね、でもマァムにとっては違うの。マァムにとって「誰に」はそこまで大切じゃなくて、それよりも「最期のその一瞬まで正義の意思を貫くこと」の方が大切なの。正義に生きるとヒュンケルが言ってくれたことが純粋に嬉しいの。
アニメ版では頬を赤らめてたっぽいからちょっと解釈が変わってくるけど、ぼかぁ原作過激派なので、何ひとつ照れを見せないマァムな嬉しそうな顔を正史とします。あくまで私の中の正史ね!

□わざとポップにあんな言い方をしたのねヒュンケル
フフッって。ツーカー夫婦か?

■あの病室、飾りっ気ないものね……!
突然恋をするエイミさん。槍の事を語るヒュンケルのときには、なんてことない顔をしてたから、どこで恋をしたんだろう。顔?
バラを買う前のみんなで集まって会話してたとき、ベッドの横にお花が飾ってあったから、あれはエイミさんが飾ったのかな。だとしたら、戦ってる姿に惚れた?看病してるとき?それとも顔??
恋をするタイミングが全然わからん。傷だらけで戦いに呪われているような彼を休ませてあげたい、みたいな?私なら彼を救える、みたいな?どういう……??
とりあえず原作では特に会話をしてる描写もないしなぁ。戦いに呪われてる姿もろくに見てないと思うんだけど。それなのにどこで……顔??

□”惚れた男のためならば”ってやつよ!!
これに対するマァムの返答は「!!?」ピンと来てない。まぁそうだよね。マァムもほとんどエイミさんと会話してないしね。

□ロモス武術大会のときの魔法使いが傷ついて部屋に入ってきたとき、マァムがコマの隅っこで座らせてあげてた。
こーいうとこだよなぁ。ほんっと丁寧な描写してくれますよ。やさしい。

■ノヴァの天井破りの際に、ここぞとばかりにヒュンケルに近づくエイミさん
乙女やねぇ。

□キアリーのときにやたら近いマァム
通常運行。マァムは誰にでも……近い!!

□悪には悪のチームワーク
力を合わせて戦い抜くこと以外におれたちができることはないだろ!ってダイが言ったあとに、ヒュンケルが「……そういうことだ」って頷くんですけど、同じコマでヒュンケルを見てるマァムの「………」が、好きです!!
ここ多分、ヒュンケルが力を合わせて戦うことに対して肯定したことになんか思ってる描写じゃないですか。個人プレーが多かったヒュンケルが仲間の力を信じるようになった心の機敏を、汲み取ってくれている……!えーもう、好きー!

■あの人は自分が死んだって悲しむ者なんて一人もいないと思ってるんですから……。
謎のセリフ。どゆこと?しかも「お前が死ぬと……すごく悲しむやつがいるんだよ……!」ってヒュンケルに言い放ったポップもコマにいてセリフを多分聞いてる。無茶できなくなってホッとしてる、の方に返事してたけど。まぁポップ的になんて返せばいいかわからんセリフでもあるし、ノータイムで『マァム……!』って言ってたのはあくまでヒュンケルの脳内だし。
マァムも近くにいるけど、話を聞いてなかったのか結構きょとんとした顔してる。ここらへんちょっとダイの大冒険っぽくないちぐはぐな感じなんだけど、エイミさんのフラグ用なのかな?
エイミさん関連セリフの流れがどうもおかしいんだよね。エイミさんの人となりがさっぱりつかめなくて、言い方あれだけど、恋に生きる勘違い女みたいな描かれ方してるんだよね。今後の恋愛展開のために急ごしらえで仕立て上げられたみたいな。
だからみんなちょっともやっとするんじゃないかなー。描写がちょっと雑なのよね。やっぱエイミさんがヒュンケルに惚れた描写がなかったのがなー。このあたりは全部エイミさんが口で説明してくれてるけど、ろくに話したこともないのに急にヒュンケルの内面を語りだす自称理解者みたいになっちゃってるもんなー。エイミさんに一体何があったんだ。何があって、ヒュンケルに恋したんだ。
わからないから容姿に惚れたとしか考えようがないのよ。好みのタイプだったとしか。人となりに惚れるには過ごした時間が短すぎるんだもん。メルルの恋描写は丁寧だったから理解できるんだけど……。うーん。

□みんな!死力を尽くして!!……いつもそうさ!!!
この台詞、大好き。超かっこいい。作中ベスト3に入るぐらいに好きなシーンです。

□お前たちが夫婦になったら間違いなくカカァ天下だなァ!!
おっさんが、可愛い……。世話焼きおっさん、超プリティ。好き。

■私が捨てました……!
友との誓いの槍を……。お、お前……。

■絶対に…死んじゃうっ!
そういやこれマァムもおんなじこと言ってたな。マァムに止められたときにはクールな顔をやめ、頬に汗をかきながらオレがやるべき理由を丁寧に説明し、「そうだろうマァム…!」って可愛い顔してた。まぁこっちは本当に死んじゃうだろうなってシーンだったけども。

■行かないでヒュンケル!あなたが好きなの!!
ひゅう!メロドラマ!!
ずっと、ずっと好きだったんです。って言ってたけど、ずっと?ど、どこからの「ずっと?」え、まともに出会って数日レベルじゃないの?ええ??
明確な描写がないからってやりたい放題やな…。このあたり全部自己申告だから何もわからない。本当に一目惚れからの「ずっと」なのかもしれないし、ついこないだを「ずっと」って言ってるだけかもしれない。わからない。エイミさんしか……。もしかしたらエイミさんもわかってないのかもしれない……急に恋させられたから……。

■生死をかけた戦いの中で味わう苦しみや傷の痛みだけがオレの罪悪感をうめてくれる……!!!オレは今こうして正義のための戦いをしている、と……!
罪悪感かぁ……。

■エイミ。はじめてだあんな話を他人にしたのは。ありがとう。だがオレのことはもう忘れた方がいい……!
も~ちゃんと振りなよ~~。吹っ切れねぇよこんな、こんな特別感出されちゃったらよぉ。急に呼び捨てにしやがって罪な男かてめぇはよぉ!そんな言い方されて忘れられるわけねぇだろ!好きだわ!エイミさんじゃねぇけど!エイミさんじゃなくても好きなままだわ!

■バランの死に、バルトスとの別れを重ねるヒュンケル
切ない……。

□バランの腕を組んであげるマァム
やさしい……。

■あぶないッ!!!
バーンからマァムを救うときのヒュンケルの叫び。基本的に助けるときは無言で態度に示すイメージのあるヒュンケルが、あぶない!ってわざわざ口に出してたのがちょっと珍しくて。焦ってたのかな。このあたりでバーン様からマァムをどうにか守ろうとする男2人が格好良すぎる。

■みんなに貰った命だが、逆に迷惑かけるぐらいならいっそ……!
相変わらずマァムの比率が高いヒュンケル脳内。マァムの残像から、浮かぶエイミさんのお願い。ここはなー、流石に恋ではないと思うんですよ。マァムからエイミさんに心変わりした説もあるけどね。てか、エイミさんにまじで心変わりしてたんなら、想いよ走れで「オレは彼女の愛には応えてやることはできないがな」ってわざわざ言わないと思うんですよね。だってこのとき聞いてないもんマァム。ヒュンケルの気持ちとか。エイミさんがあなたを愛するように?ってちょっと遠回しには聞いたけど。
自分自身の意思で人を愛するようになる、の例としてエイミさんの話を出したわけであって、答えは実際「イエス」じゃん。エイミさんのあれは慈愛じゃねぇもん。まぁ彼女の「愛」って言ってるから、愛自体は肯定してるけどさ。
もしもヒュンケルがエイミさんの方に気持ちが傾いてるとするならば、ここでわざわざエイミさんの愛に応えられないって言うのも変な話じゃない。聞いてもないのに。何故か妙にはっきり否定してるんだよね。ここでよくわからん嘘を付く理由はないから、ここは本当のことだと思うんですよね。てかポップと幸せになれって送り出そうとしてるんだから、オレはフリーだって何故わざわざ宣言する必要があるんだってばよ。嘘はつけなかったからだってばよ。
他ならぬ、マァムにはなぁ……!!

□そんなことより、大魔王と戦ってる女の子はもういるんですけど、ダ・イ!
好きな台詞。ほんまやなって思った。可愛い。私も女の子ですけどって思いながらも真っ先にダイの気持ちをフォローするマァム。好き。

□この私の手で……愛するあの人に……!!
いいでしょう、マァムって。すげぇ威嚇台詞だ……。マァムに。何故マァムに……。どっちだ、これはマァムの恋心を読み取った末の威嚇なのか。ヒュンケルの秘めた恋心を嗅ぎ取ったからなのか。それとも、単純にマァムが槍を取ろうとしたから「私が渡していい?」って素直に聞いただけだったのか……?
わからねぇ……エイミさんのことは本当にわからねぇ。描写がなさすぎるからどうとも取れる……。ガラスのような心にいつ触れたんだ?怖いんだよのところ?でも恋はその前からしてたから、やっぱりお城で療養してた時?療養中にガラスハートにふれる機会なんてあったの?ダイとポップがやべぇってなってたときに……???
なんか浅からぬ関係のようにマァムの前で話してミスリードしてるけど、実際あんまりヒュンケルのこと知らないはずなんだよね。メロドラマのときの「こわいんだよ」は知ってるけど。言うてそんなに……。わからねぇ。これが恋の為せる技なんだろうか。エイミさん、女性に嫌われてしまう女性ムーブかましてる気がするけど大丈夫なのか……。一途というか盲目ルートだよねこれ……。

□急展開ね……燃えるわ…!
この台詞とレオナの表情、大好き。

□私の気持ちはどうなの……?
きみはもうほんとそんな可愛い顔して……。かつて自分の恋心らしきものを見抜いたポップに相談するもタイミングががが。私達以外に彼の理解者が現れたから戸惑っているだけなわけあるかー!!単純に彼の理解者現れたら心から喜べるような人徳と優しさと慈愛をお持ちの方でしょうが貴女はーー!!決戦控えた前日当日に急にホレたのハレたの言い出すのはマァムとヒュンケル以外の人やで!!
ダイとマァムは、今は恋愛とかそれどころじゃないでしょ使命優先派。ヒュンケルも表面上はそうだけど胸中は多分違う。レオナは個人尊重主義。ポップとメルルとエイミさんは恋が原動力になってるから、ラストバトルに恋を燃やして自分たちを強くする人々。
みんな間違ってないんだけど、マァムは混乱するよね。命懸けの戦いに集中してたら、急にみんなが自分を中心に恋を語り出すんだもの。ちょっと巻き込まれてる感ある。巻き込まれながらもちゃんと答えを出そうとしてくれる。だから好き。好きだわ。

□きのうは……ごめん
ちゃんと謝れるポップくん。良い子や。胸中ぐっちゃぐちゃでそれどころじゃないのに。ここらへんほんっとに胸が痛い。

■ヒュンケル!がんばれッ!!
応援してくれるおっさん。可愛い。おっさんは本当に可愛いしカッコいい。好き。

□『もう少しだけ彼を信じて様子をみて』ってな。
ってちゃんとヒュンケルに伝えるポップよ。お前、本当にいい男だな……。そりゃヒュンケルもポップとだったら幸福になれるって思うよ。ポップ、いい男だもん。きみの良いところはそういうところだよ。無理に格好つけずとも、すらっとこういうこと言えちゃうとこが素敵なところなんだよなぁ。

□正解だったでしょう……?ああ、誓ったからな。生涯光の力だけで戦うと……!
なにこれ?なにを見せられてんの。なんでわざわざ……おまえに誓ったから?他でもないお前に誓ったから破るわけがないと再確認??
そしてロンさんの過去話回想が終わるまで結構放置されるおっさん。早く助けてあげて。ちなみにアニメでは速攻で助けてあげてたみたい。えらい。原作は結構なシーン見つめ合いを見せつけられるからね。全然関係ないけど、クロコダインとかヒュンケルを繋いでた、おそらく超頑丈な鎖を拳で簡単に砕いてるマァムさん男前過ぎない?好き。

□エイミさんとヒュンケルのやり取りをみてモヤモヤするマァム
可愛い。何気にヒュンケルの「正気か…?」って台詞が好きなんですよね、案外ざっくりいってて。このあたりの強気な女のエイミさんは好きです。多分一番素に近いからかな。最初っからこんな感じできてくれればなぁー。恋は人をおかしくさせるから仕方ないか?いや、想いを吐き出してすっきりしたから、素に戻ったのかな。わからん。
エイミさんから教わったことって、なりふり構わない人間臭さみたいなものなのかな。足掻く様、みたいな……簡単に諦めない、必死さみたいなものかなぁ。

□ミナカトールできない時
ここしんどい。ポップ……。みんながポップを心から信じてるところがまたしんどい。応えたくても応えられないもどかしさよ……。

□……ポップさんがずっと好きでした
メルル……メルル好きだなぁ。健気だ。この一連のやりとり全部好き。全部だってポップの為に……ポップの為だけにさぁ……。好きだぁ……頼むから報われてくれ……。他の誰でもない、私のエゴの為に……。
マァムびっくりしてたから、メルルのポップに対する想いには気づいてなかったのかな。ダイとかフローラ様とかのには気付いてるのにね。ポップと恋愛が結びついてなかったのか、いやそれならダイもか。いや、ダイはポップから暴露されてたか。まぁでもメルルがメインで参加したのバラン編だし、バランの時マァムいなかったから知るよしもないといえばそうか。
しかしこれから繰り広げられる恋模様で、マァムはあんまりメルルに思いを馳せないのよね。名前は出してるけど。だってポップを選んだら必然的にメルルは失恋じゃない。まぁ実際それどころじゃなかったのかな。でも平和になってからの3人パーティは……?マジであの3人パーティなんなの……??矢印全部どっか飛んでってるじゃん。

□マァムが好きなんだよおおっ!
大魔道士にグレードアップしてメルルを救い想いも吐き出してすっきりしたポップと、戸惑いしかないマァム。マァム視点、前日にエイミさんがヒュンケル好きだって聞いて、それをポップに相談しにいったら怒鳴られて、エイミさんが一度捨てた槍を渡すところを見せつけられ、ミナカトールのときにポップ尊敬してるって言ったら嬉しくねえって言われ、死にかけたメルルがポップがずっと好きだって想いを聞いたかと思えば、そのポップは自分を好きだって叫ぶわけですよ。急に。そんで特に説明もないままラストバトルフィールドへ。人類滅亡まで時間無いからね。戸惑うよね、そりゃあ。マァムにとって今までポップは……頼りない弟を経て尊敬できる仲間になって、一緒に強くなろうとするライバルみたいな部分もあったんだから。
マァムはずっと「え…?」ってなってるのに告った張本人は一番に走って行っちゃうし。ダイとレオナにフォローされるも、「そ、そんなこと今こんなところで急に言われても困るわ…!」って、ほんとにね。マジで「今こんなところで急に」なんだよね。
ラスボス本拠地直前、自分たちどころか人類が生きるか死ぬかの瀬戸際で、さぁ乗り込むぞ!って時に突然みんなの前でマァムが好きなんだよって叫ばれても戸惑うよね。心の準備も雰囲気も何もあったもんじゃないわ。ってかそもそもマァムに向けて言ってないし。メルルに向かって言ってるし。告白された本人なのに蚊帳の外みたいな。そりゃ困るわ……。
読者とか周りの人達はポップのやきもきした想いを知ってたからわかるけどさぁ。あー、でもそうか。マァムが自分の魅力に鈍感だったツケが今ここで……いや、どんなツケだよ。
マァムにそんな暇ないじゃない。一生懸命、足手まといにならないように僧侶戦士から武道家にジョブチェンジして常に命がけで最前線で戦ってきたのに……。だからそんなところが愛されているんだよな。そうなんだよ。そう……誰かを守ることに一生懸命で自分に鈍いところがまた可愛い……。純粋な無垢を命がけで守ってあげたくなる……男心……!!

□……私の嫌いな…虫唾の走る良い子ちゃんで良かった……!
ダイの大冒険ってちょっとこういうメタ台詞多いよね。この台詞、好きです。自分のための愛vs慈愛よね。マァムの言葉は表面上ではなく本当に心からアルビナスと仲間たちを想ってのものだからこそ、恋は理屈じゃねぇんだよって感じのアルビナス姉さんが素敵っす。
ラストバトルで最強装備もつけてなかったマァムさん、見方によっては舐めプにも見えますが、舐めプではありません。だって本当に戦ってないからね。戦ってたら舐めプだけど。やべぇレベルの攻撃くらいながら、逃げの一手で攻撃モーションなし。投げかけるのは説得のみ。彼女の慈愛はやべぇんだよな。生半可じゃなく、マジで命がけの慈愛なんだよな……。良い子ちゃんというか、敵側からしてみれば理解不能レベルなんだよね。敵は本気で殺そうとしてんのに、何故か捨て身で対話を試みようとしてくるから。そりゃ聖母よ……。

□守らなければいけない大切な人がいるのは、あなただけじゃない…!!
ムーン・プリズムパワー・メイクアップ!!
最後まで説得は試みるが、戦うと決めたら戦う…!くぅ格好いいぜ!!それでこそ!それでこそや!!

□さぁお離れなさい。そして私の代わりに見とどけて。あの方の、最期の勇姿を……
このあたりのアルビナスの台詞、好きなんですよね……。なんか、なんか好き。vsハドラー親衛隊は全部の戦いが最高に熱くて好き。好きだぁ……。

■おお!マァム!!
この合流時のヒュンケルの台詞、やたらと好きなんだけどなんで好きなのかわかんない。おお!が好きなのかな。なんか素直に合流喜んでそうで。対マァムだとヒュンケルがちょっと可愛くなるんだよな。なんというか、反応がさ。

■……オレは彼女の愛に応えてやることはできないがな
さっきも語ったね。特に聞いてもないのに振ったって伝えるヒュンケル。てかこのあたりの一連のシーンさ、本当にヒュンケルはマァムに対してだけは言葉も態度も尽くすよね。マァムの感情に対して何一つ決めつけることなく押し付けることなく、彼女が、彼女の意思でポップの元へ行けるように促してる。完璧なんだよね。

グッと肩さえ抱かなければ……!!

ここで肩を抱いてなかったら、私はきっとヒュン→マ認定はしてなかったと思います。幸福云々も黒寄りのグレーだけど、こっちは以前のポップの台詞「そしてあいつを幸福にしてやってくれよ……!」にかかってると考えられなくもないのよね。一度託されたものを返してる、みたいなね。まぁこっちは後でまた語ります。今は肩抱きについてです。
マァムへの恋愛的な好意が無い限り、ここで肩は抱かないと思うんですよ。好意がなかったら、だって意味わかんないじゃん。妹分に対する、家族のような感情で肩を抱いたともまぁ考えられなくはないけど、基本的にスキンシップ皆無のキャラがさ、恋愛話の流れで突然肩抱きスキンシップしてきたら怖いじゃん。あの人スキンシップは拒まないけど、自分からしたことはないでしょ。今まで。

■オレではお前を幸福にできない…!!
百万歩譲って、肩抱きがスキンシップだったとしてよ。そしたらこの台詞 is 何?にならない?だってマァム、ヒュンケルに告ってないし。ヒュンケルがマァムを好きじゃないとしたら、好きだともなんとも言われてない相手に対して、突然モノローグで何を言ってるんだってばよってなるじゃん。マァムの好意に気付いていて、でもオレには気持ちがないから応えられないから幸福にできない。だとしてよ。そしたらだいぶ自意識過剰ですよ、それ。告られてもない女を脳内で振るって。とんでもない勘違い男じゃん。
マァムがヒュンケルに対して決定的なアクションを起こしてない現状、このモノローグはヒュンケルからの想い以外にないじゃん。幸せにしてぇんだよ…ほんとうはよぉ……!
好きでもない女に生涯を誓わんよ。その好きが好意ではなく神聖なもの・家族愛だったとしたら、グッと肩は抱かないよ。神聖なものなら恐れ多いし、家族愛なら肩に手を添えるぐらいでしょ。グッ、はね。彼のなけなしの男心だよ。作中でたった一回。しかもポップに送り届ける前の。い、いじらしすぎる……報われてくれ……!

とはいえ、ここはポップへのアンサー編も考えてみましょう。
「……だからたのむ生きてくれ…そしてあいつを幸福にしてやってくれよ……!」って結構前半で言ってたやつね。ただこれ一応その場で断ってます。「……オレは人を幸福になどできん。不幸にしかできないんだ」って。この台詞が「オレではお前を幸福にできない…!!」につながってる可能性は大いにあります。人を不幸にしかできない男だから、マァムを幸福にすることはできない。私もこの解釈でした。ちょっと前のブログでもそう語ってた気がします。

しかし、今回はちょっと違う解釈をしてみましょう。
「……だからたのむ生きてくれ…そしてあいつを幸福にしてやってくれよ……!」の「生きてくれ」に着目します。生きて、マァムを幸福にしてやってくれ。「生きて」ができないことがマァムを幸福にできないことに繋がるのだとしたら。
もしかしたら、ヒュンケルはこのラストバトルで死ぬつもりだったんじゃないかなって。いや死ぬつもりはなかったかもだけど、自分の命は武器としていつでも使うつもりでいたとは思うんですよ。死ぬつもりはないが、何かあったら自分の命を使うことを辞さない、みたいな。
マァムやクロコダインに命を救われてからというもの、彼の目標は常に大魔王を倒し、彼の罪に対する償いをすることでした。それは彼自身の贖罪でもあり、自分の命にかえても果たさなければならないもの。大戦の為に彼は生き抜いてきたし、大戦で己のすべて燃やしつくそうとしてたわけですね。
彼の中で、彼女との未来というか、彼の未来自体が想定し難いものだったとすれば。そりゃあマァムは幸福にできません。だって自分が生きてるかわかんないんだもん。保証ができない。だからポップに託そうとしたけど、彼の……どうしても抑え込み切れなかった想いがグッを生み出したとしたら……切ねぇ……!幸せになってくれ……!!
まぁどっちもあるかもな。不幸にしかできない云々も、彼が彼自身の未来を想定し難かったことも。あらゆる方面で、彼の中でマァムとの未来は想像できなかったんだろうな。あの時点では。

あとちょっと気になってたのは、「オレでは」という発言です。
マァムに関する……というかそういう恋愛がらみの発言はこれまで「オレは」だったのよねヒュンケルくん。
「……オレは人を幸福になどできん。不幸にしかできないんだ」
「……オレは彼女の愛に応えてやることはできないがな」
「オレは」ってことは自分を中心にした発言、ってことは明確に自分の意思のある発言よね。他の誰もないヒュンケルの意思として、人を幸福にできない、彼女の愛に応えてやることはできない。って言ってる。
ただこのモノローグだけ『オレではお前を幸福にできない…!!』なんですよね。「オレでは」ってことはヒュンケルの他にも誰かいるって読めるじゃん。オレでは無理だけど、あいつなら、みたいなね。選択性を孕んでる。オレと誰かとの比較があるわけですよ。オレと誰かっていうか、ヒュンケルとポップなんですけど。
ヒュンケルの中で比較が行われた結果、オレではできずに、ポップならできる。これは別にこれまでの主張と一貫してはいるんだけど、ヒュンケルの中で一度でも比較をしたってことが大切な部分なんですよ。これまでは自分との比較すらせずに資格がないと決めつけてたのが、今回、自分とポップの比較を経ている。すごい!進歩!あのヒュンケルが!土俵に一回上がった形跡があるーー!!
くそっどんな深読みだよ!ちくしょう!自己評価が低すぎる!ヒュンケルがよくわかんねぇモノローグで愛を語るから!!モノローグでぐらいもっと素直になれよおおおお!!!

□シグマ戦
全部好き。戦いも台詞回しもシグマもポップもマァムも大好き。やー、好きですわ。このあたり前回ブログで大分語ったからなぁ。普通に読んで面白いで済ませたいが、一応これヒュンマ用のメモだから気になるところだけピックアップします。

□おれもキチンと痛い目みないとメルルにも申し訳たたないもんな!
痛い目……?どういうこっちゃと思ったけど、ポップの中ではマァム→ヒュンケルが確定してるってことなのかな。あいつには好きなやつがいるって言ってたし、この時点で結構な確信を持ってるってことか。ポップ視点は。

□ポップもヒュンケルも好きだと答えるマァム
ポップを好きと言うときと、ヒュンケルを好きと言うときで表情がちゃんと描き分けられてるなって。ものすごく気になる人と手のかかる弟……。マァム無自覚だけど、ポップは察してる部分あるよな。決定的な言葉で括ってはないけど。
それでもさ、今の自分に答えは返せない。その資格はない。チャンスをくれって。自分の気持ちがまだ何もわかっていない中、ポップに対して誠心誠意答えようとしてるその姿勢。好きです。
確かに先送りにさせてふわっとしてるけど、自分の気持ちを自覚してないんだからふわっとするしかないんだよな。だってこっから先はマジで考えてる暇ないし。考える暇があるとすれば大戦が終わったあとしかないだろうし。だから本当に精一杯の答えがあれだったんじゃない。自分でもこれはどうだろうなって思ってるから「ダメ…かな…?」って聞いてるんじゃない?

□おれなんかにゃあもったいねぇ返事だぜっ……!
これまでマァムに対してずるいことをしてきた、というか素直になれなかった自覚がある故のこの台詞。恋に関して……恋心故にしでかしてしまったいろんなことが、彼の中にはちゃんとあって。ちいさく積み重ねてきてしまったことを、彼はちゃんと理解して自覚しているがゆえに……自分はふさわしい男ではないと思っていた部分があったわけで……やっぱりいい男や……。きみは本当に。弱さを認められる強さをもった男なんだよなぁ。そういう人間性にマァムが敬意を抱いていたのは本当のことでさ。本当に好きなんだよ、マァムはポップのこと。それは絶対に間違いがないんだよ。
マァムのポップへの気持ちって、不純物がないんですよね。もうマジで純粋な好きなの。曇りなき好き。メルルがポップのことを好きでも問題のない好きなの。マァムがポップを好きな気持ちと、メルルがポップのこと好きだという気持ちが両立するのよ。マァムの中で。
で、マァムのヒュンケルへの好きが、不純物まじりの好きなんだよね。だからヒュンケルを好きって答えるときに困った顔してる。好きは好きなんだけど、自分でもよくわからない感情が混じってるから。マァムの中で、マァムがヒュンケルが好きだって気持ちと、エイミさんがヒュンケルを好きだって気持ちが両立しないわけですよ。だから訳がわからず戸惑ってる。
この感情に自分で名前をつけるのが、大戦後のマァムの仕事なんじゃないかなって感じです!
大戦後っちゅうか、ダイを見つけた後っちゅうか。ダイを見つけるまでは保留にしそうな感じがあります。なんとなく。

□シグマにはずいぶん苦戦したようだな
これヒュンケル、2人をどうとってるのかなー。もう託したと思ってんのかな。すんなりくっつくと思ってたのに意外と時間かかったなって感じなのか…。ヒュンケルはポップがシグマには勝てるって確信してるので、シグマじゃなくてマァムとのことを言ってるわけでしょー。背中を押したとはいえ、胸中穏やかではなさそうな気もする。ずいぶん苦戦したようだなってのも、ちょっと棘含まれてる感じするしぃ。

□お前たちの忠誠にこの一太刀で応える!!
ハドラー様ぁああああ!!!一生!一生ついていきたい!ハドラー様に!かっこいい……。理想の上司……。ハドラー様も最初こそ三流だったけど、ちゃんと全部反省して次に活かしてるんだよね。素敵だ……。
こっから先のハドラー様のシーンは全部神回。超かっこいい。

■ダイ…ポップ…マァム…!!
ヒム戦でのヒュンケルの回想。君は何度死にかけ、何度回想するんだ…。しかしここでようやくマァムの面積比が下がってます。これはちょっといい傾向なのでは。マァムに救われた命としてではなく、ここからは真の戦士としての戦いに身を投じれるようになったわけだからさ。泥をすすっても戦い抜いて、自分に課せられた使命を果たすのだと!!
マァムの想いに応えるための自分ではなく、自分の力で、自分の意思で戦士になるってね。その先に彼の、彼のための愛があることを信じています。

■…生きろヒム!オレたちと共に!!
愛を語るヒュンケル……!人を不幸にしかできない男がぁ!生きろといえるまでに!!しかもオレたちと共に…‥!!

■戦った、戦い抜いてきた。この流れ落ちる血と汗だけがオレの犯した罪を洗い流してくれると信じて……だが!今日この戦いで終わる。間違いなくこれがオレの最後の戦いだ!!
彼の罪の清算。この戦いでようやく彼の罪悪感も終わるのでしょう。だって本人がそう言ってるんだもん。

■そうかオレは……マァムと同じ事をしたのか……!
できるんだよ。愛を与えることが。ということはもう、これから先、人を不幸にしかできないと言うことなんてできないんだよ君は……。ほんとうにもう、誇らしい男よ。

■冷徹に戦局だけを考え、ただマシンのように敵を倒す。それが戦士というものなら…もうオレにはできない……!オレにその資格はない!!
いや……君が冷徹に戦局だけを考えるマシンなら、マァムと相まみえる度に見つめ合ったりはしてないと思うんだけど……。戦闘中に。戦局どころか敵も味方も無視して生涯誓ってたくせに……。

■ヒュンマ涙の再会
なんだよヒュンケルその顔は!もう!優しい顔しよってからに!お互いに会えてよかったねぇ。てかこの2人、再会がいつも戦闘中なんだよね。今度からは平和な世界で何度だって会ってくれよな……!!
マァムの再会の涙がいつも綺麗すぎる。美しい涙……。

■あなたにとって…オレはなんですか。決まってるでしょう、誇りです…!
よかったのぉ、本当によかったのぉヒュンケル!!

■あなたにとって彼女がいかに大切な存在かよくわかりますよ
彼女と書いてマァム!ヒュンケルの気持ちってザボエラとポップぐらいしか看破してないんだけど、さすがのアバン先生っすわ。ヒュンケルのことを昔から知ってるが故の、信憑性しかないこの情報よ……!

□きっと、ポップさんのことばかり考えていたからです
どきぃっ、だよ。ひゅう!押せ押せメルル可愛いね!いいぞいいぞー!

□そうだろうマァム……!!
マァムに止められる直前まですっごいクールな顔してるのに、マァムに止められた途端に崩れる表情よ。惚れた女には弱いってか!そうか!そうだよな!あんな顔で止められたら……そうなるよな!



はい、これ一応ヒュンマ検証の為に台詞チェックしてたんだけどさぁ、それとは関係なくマジで好きなんだよね。ダイの大冒険自体が。ヒュンマのとこだけ確認するために全巻流し読みしたんだけど、普通に読んでしまった。途中からヒュンマのことをちょっと忘れてたもん。そんで読み終わった後の感想が「やっぱ面白いな…」になっちゃった。だって面白いんだもん……。ヒュンマ抜きに……。

とりあえず今回の検証で一番知りたかったエイミさんについて考えようと思います。
一生懸命読んでみましたが、印象は「よくわからない人!」から対して変わりませんでした。いや本当によくわからない。いつヒュンケルに恋したのか、その理由も。どういう性格なのかも。と言ってても仕方ないから、ちょっと想像してみようと思います。

まずエイミさんについてわかっていること。パプニカ三賢者の一人で、多分「風」を司ってる。……うん。あっ、マリンさんが姉。てっきり3兄妹なのかなって思ってたけど、アポロさんは他人。あとは……わからん!wik見よう。
18歳。え、18歳なの!?意外と若い……てっきりヒュンケルと同い年ぐらいかと思ってた。
最初は恐ろしい人だと思ってましたって言ったけど、エイミさんってパプニカ出身なんだよね。この若さで賢者の称号与えられて結構な地位にいるわけだから、おそらく由緒正しい血族の人のはず。するってーと彼女にとってパプニカは生まれ故郷な訳よね。生まれ故郷を崩壊寸前まで滅ぼされ……憎しみとかなかったんかな。最初は憎んでたとか、最初にヒュンケルに突っかかってひと悶着とかあってたらまだキャラクターつかめてたかもなー。
腹が立つじゃん。守ろうとしてた故郷滅ぼされたら。レオナは王女としての裁きを下したけど、三賢者もそれに従う必要は……表面上はあるけどさぁ。恋アピールがイケイケゴーゴーなのは、18歳で賢者になって王国使えてるんなら、世間をあんまり知らないだろうし、初恋だったのかもしれないし、そこはまだ理解できるんだけど。
いやーでも三賢者は別にヒュンケルに対して憎悪を抱いてないんだよな。呑気か?でも三賢者がヒュンケルにまともに関わったのって改心したあとだからイメージが掴めなかったのかもね。マァムがバランに対していい評価してたみたいに。初期のはっちゃけヒュンケルは知らずに、後期のクールイケメンミステリアス青年だけ知ってるわけだもんね。ただマァムはバランに故郷滅ぼされた訳でもないから一緒じゃないか。ポップは一回殺されたけど、バランのお陰で生き返ったし。

ダイの大冒険で多分一番キャラ造形が雑なんだよなエイミさん…。結構掘り下げが深いダイの大冒険で、メインにそこそこ食い込んでくる割にびっくりするぐらいよくわからん。思い込みの強い盲愛者としか……。でもエイミさんが単なる当て馬みたいになっちゃうのもそれはそれでなんか嫌……。

正直エイミさんの愛って怖いんだよね。ヒュンケルのことほぼ知らないはずなのに、すっげぇ主観で彼の内面を語ってくるからさ。ヒュンケルの内面って、すっげぇ難しいのに。モノローグを知っている読者間ですら意見が分かれるぐらいなのに。
今わかっているエイミさんの情報から考えて、エイミさんがヒュンケルの内面を理解できるとは思えないんだよね。ガラス玉みたいに繊細な男の心情を決めつけて考えるのは如何なものかと。作中でヒュンケルの心に丁寧に触れているのって、アバン先生とマァムぐらいなんですよ。優しいコンビ、いや優しいトリオ。この3人、みんな優しさで労りあってる気がするもん。マジで優しいのよこの人たち。優しいくせに厳しくもできるから、ちゃんとした正しい優しさを持っているの。現代では割と廃れた優しさを。
だからこそみんな自己が中心になる恋愛に積極的になれないんだろうけど。なって欲しい。恋を勝ち取る為にマァムに戦って欲しいし、彼女の愛をヒュンケルに受け入れてほしい。アルビナス戦とヒム戦で、そうするだけの強さを得たのだと信じたい。

……いや、エイミさん。エイミさんか。
エイミさんの恋が万が一成就するとしたら、ポプマは必然なんだよね。マァムがポップと結ばれない限り、ヒュンケルは多分テコでも動かない。ポップと結ばれてても、テコでも動かないかもしれない。生涯の愛をたった一人に捧げそうな男だもん。例えそれが叶わぬ恋だとしても。最後もう押しかけ女房みたいになるしかないんじゃ……いや、うーん、ヒュンケルそういうの似合わねぇな。エイミさんは似合うけど。なんというかさぁ、エイミさん、ラーハルトとの未来のほうが想像つくんだよな。何処かしっくりくるというか。
ヒュンケルとエイミさんの会話っていまいち噛み合わなさそうなんだよな……。お互いの価値観がずれてそう。エイミさんの独り相撲になりそうでさぁー。マジでどういう会話するんだろう。いまいちしっくりこないんだよね。ヒュンマを置いといて。
まぁ私がヒュンマ派だから本当に置いてんのかわかんないけど。エイミさんと会話してても、ヒュンケル途中でどっか行かない?ふらっとどっか行きそうなんだよ。別にエイミさんに限らず、ヒュンケルって誰が相手でもふらっと無言でどっか行きそうなんだよ。
でもマァムだけ、近寄っていきそうなんだよ。ヒュンケルから。どっか行かなくちゃいけない用事ができたら、ちゃんと一言断ってフォロー入れてからどっか行きそうなんだよ。マァムにはちゃんとしてるイメージあるんだよなぁ。作中がそうだもん。あいつマァムにだけは言葉も態度も尽くすもん。距離があっても、話しかけないにしても、マァムを視界の中には入れてそうじゃない。そういうとこあるよ、あの男。マァムなにも言ってないのに積もる話とか言い出すし。話したかったんか。そうか。

……あーなるほど。マァムに対してだけ、ヒュンケルからの行動が想像できるのか。ヒュンケルからマァムに対して行動するのに違和感がないのか。しそうだもんね。てか、してるもんね。生きるか死ぬかの戦場で、勝敗の決まっている戦場へ送り出せるんだもん。戦い云々ではなく、想いを確かめにいけって。そんで幸福になれって。愛以外の何物でもないじゃん……。

そうか……わかった。これもうエイミさんが云々じゃねぇわ。
他ならぬヒュンケルのために、マァムと幸福になって欲しいんだ。私が。頼むから幸せになってくれ……。お互いの幸せにはお互いが必要なんだよ。幸せになってくれよ、2人で……。お互いじゃなくても幸せになれるだろうって前回のブログで言ってたけど、撤回するわ。
多分お互いじゃないと、本当に幸福にはなれないわ。もうだってお互いに心を砕いてるんだもの。他の誰と結ばれても、心の破片をお互いの心に置き去りにしてるもの。
頼む……頼むから幸せになってくれぇ……。2人でこれからの未来を描いていってくれぇ……後生だから……!


これちょっと書くかもしれない。幸せにしてぇし、幸せになって欲しい。でも長編には多分しない。したくない……。
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原初の愛を語りたい

えー、唐突ですが、ちょっとヒュンマちゃんについて語らせてください。基本的にネタバレしかないです。あと語りたいことだけ語って特にどの場面かとかの説明もないので、原作を知っている方じゃないとわけがわからんと思います。知っててもわけがわからないかもしれない。その辺りはそっと流し見していただきたく思います。アニメ派の人は見ないほうがいいです。超ネタバレしてます。


えー、ヒュンマという呼称すら今年の初めに知ったぐらいですが、私の歴史的には古く、むしろCPの原点です。原点過ぎて二次創作を見るという発想もなかったところを、アニメ化でちょっと再燃しCPの呼称を知りました。最初に出会ったときは二次創作の存在自体を知らなかった頃だから、CPの原点ってーか、妄想の原点といっていいかもしれない。

ダイの大冒険は死ぬほど有名な作品なので、特に説明もするつもりもございません。読んで。面白いから。CPとかそういうの抜きに最高に面白いから。なんというかね、超ドストレートな人間愛って感じ。

アニメ化にあたって、コンプラがどうだの、セクハラ描写がどうだの言われたりもしてるけど、ダイの大冒険で大事なのはそこじゃないからですからね!
私がヒュンマ派の人間だから、どうしてもヒュンマ界隈での話題が目についてしまうんですけど、マァムに関することでなんというかね、原作に対して「ここはもっとこうだったらよかったのに」みたいな意見もうっかり見てしまうんですけれども。特にラストバトルあたりのね。ちょっと出番少ないんちゃうかって。そういうアレとか。

でもねー、決して雑に扱われている訳ではないんですよ。アニメはあんま観てないからあれなんですけど、原作に関しては両先生方、キャラをものすごく大切に扱ってくださってますよ。読み返してびっくりするぐらい。小さなコマのすみっことかでも、超丁寧に描写されてる。キャラへの気遣い半端ないのよ。
彼女をラストバトルで活躍させてしまうことは、むしろ彼女の意思への配慮がなくなってしまう可能性を孕んでいるんです。彼女は初期から一貫して「守るための戦い」をしている訳だから。アバン先生がマァムに対して「あなたは本当に優しい人」と称してるようにね、彼女は本当は誰も傷つけたくはないんだと思います。それが世界を滅ぼそうとしている、倒すべき敵だとしても。アルビナスに虫唾の走る良い子とディスられるぐらいの甘ちゃんな心を、生死をかけた激しい戦いの中、ずっと、ずーっと持ち続けられた子なんです。
慈愛の心虚しくアルビナスと戦うことになってしまいましたが、それでも最後、コアを破壊された自分は爆発するから離れなさいってアルビナスに言われてたからね。マジで敵だと思ってるなら、そんなことわざわざ言わんと爆発に巻き込むだろうし。

そういや、ミストバーンに対しても止めを刺す必要はないでしょって超甘ちゃんなこと言ってたよね。ほぼラスボスに対してね。あれはでも、ミストバーンに対する慈愛というより、闇側といえヒュンケルの師だったわけだから、ヒュンケルの心を彼女なりに守ろうとしてたのかもね。しかし、それってとんでもねぇ守り方だってばよ。その時点ではラスボスのボディだと知らなかったとはいえ、世界を滅ぼさんとしてる敵幹部を打ち倒すことよりもヒュンケルの心を優先してるわけだから。

だからね、彼女、ヒュンケルに関してはずっと私情なんだよね。

ヒュンケルがお前には慈愛があるが、これからは自分の為に人を愛するようになる、とか言ってたじゃない。そんでマァム自身も、命をかけてまで人を愛するって凄いことで私にあれができるかしら、みたいなこと言ってたじゃない。でもさ、マァムちゃん、ヒュンケルに対してはずっとそうじゃない?ずーっと、私情じゃない?
ミストバーンの初回戦闘だってさ、ヒュンケルが闇の力使わんと全滅するかもってときに「あなたのすさんだ目は見たくない!」って止めてるんですよ。これは流石に慈愛では……いや、慈愛の範疇か?彼女のもつ強大な愛の力を持ってすれば、結局それはヒュンケル自身のためを思ってのことだから、慈愛の部類にはいるのか?

……マジで?

そうか、ヒュンケル自身の為を思っての行動は、彼女にとっては慈愛の範疇か。他の人にとっては命がけの個人愛レベルのことだって、彼女にかかれば慈しみの心になるのか……。本当にそうか……?

でも実際、彼女のヒュンケルに対する献身を慈愛だと思ってるのって、ヒュンケルとマァムだけなんだよね。少なくともポップとエイミさんはそれが慈愛の範疇だと思ってないんだよね。だからエイミさんはマァムにわざわざ牽制したし、ポップもマァムがヒュンケルのことが好きだと思ってんだよ。信憑性しかない情報よこれ。彼らはだって恋のフィルター通して見てるんだから。この二人が看破してるのはマァムの恋心だろうけど、そういやヒュンケルのそれは誰も看破してないな。あ、いや違うザボエラが見抜いてたか。すごいなザボエラ。あとはアバン先生かな。
ダイの大冒険のすごいところは、本人たちより一層敵キャラとかの方が的確に恋心を見抜いてくるところですね……。よし、まとめてみよう。


●ポプマ派
・クロコダイン
ちょいちょい世話焼きおじさんみたいなこと言ってきて可愛い。ヒュンケルの想いには多分気づいてないから、ずっとポプマ推し。何かにつけて「お前らまだ結婚せんのか?」みたいなこと言ってきそう。超可愛い。

・ハドラー
氷魔塔にマァムぶん投げたあたりで、ポップに向かって好きな女が串刺しになるのを、みたいなこと言ってた。まぁそのあと自分の元部下がその女をお姫様抱っこで助けていちゃいちゃし始めたけど。あの時さ、自分が助かった経緯をヒュンケルがハドラーに長々と話してたけど、彼はその間ずっとマァムを抱っこし続けてたんだよね……。ハドラー様もその状態じゃ話なんか入ってこねぇよ。まず降ろせよ……。
しかしハドラー様は最終的にポップの為に神に祈るぐらいのポップ派になるので、彼の恋を応援すると思います。

・メルル
ポップの恋ごと応援しちゃういい子。本当にいい子……。メルルが幸せにならないなんて間違ってるよ。ポップはメルルを幸せにしてあげるべきだよ。でもこれは個人的なエゴでしかないよ。なぜならメルルはポプマ派だから……。
でも最終戦争でポップの為だけに能力強化して、彼専用のテレパシー能力を身に着けるぐらいの愛にポップもドキッとしてたからね。脈はきっとあるよ。ずっと応援してます。

・ヒュンケル
マァムの肩を抱き寄せながらポップの元へ行ってやれって背中押してた。私はね、ヒュンケルはマァムのこと好きだとは思ってたけど、もっと神聖な愛だと思ってたんですよね。聖母とか言ってたから。敬愛とかいうか女神崇拝というか、そういう、信仰の対象みたいな愛なのかなって思ってたんですよね。
でも彼「オレではお前を幸福にできない」とか言ってたんですよ。モノローグで。これ見た瞬間、「この男、思ったより俗物人間だ……!!」ってなりました。し、しあわせにしようと一度でも思ったことあったんだ……?って。びっくりしたよ。こっそり聖母から天使に言い変えやがって。すました顔でとんでもねぇモノローグ語りするんじゃないわよ。めっちゃ好きじゃん。家族愛ではなく、これは確実に男として好きじゃん。でも言わないじゃん、ヒュンケルからは、絶対……。
シグマ戦からポップとマァムが帰ってきた時、彼が2人を一瞥するとこがすごく好きです。超気にしてるじゃん。背中押したくせに。素直になれよ。


●ヒュンマ派
・ザボエラ
奥手団長に目ざとく気付いて惚れ薬まで作ってくれようとしたダニお爺ちゃん。ここでヒュンマ派と思いきや、実はポプマも看破しており、マァムの姿を使ってポップくんも誘惑してます。カップリング把握お爺ちゃん。味方からも見捨てられちゃうダニの中のダニだけれど、思い切りのよいクズは嫌いではないダニ。

・ミストバーン
目の前でヒュンマの生涯の誓いを見せつけられてしまった闇の師匠。ヒュンケルの心の闇の部分を担っていることもあって、彼が出てくるとすげぇいちゃいちゃしだすよ。ヒュンマが。初戦は仲間たちが攻撃を喰らい続ける中で生涯を誓い、ラストバトルではずっとくっついてる。半裸のヒュンケルにマァムが。ずっと。
ラストバトルのとき、マァムはあの時点で十分な戦闘要員だったのになんでこんな守ってるんだろうって思ってたけど、アレ多分相手がミストバーンだったからだよね。例えばハドラー様とかキルバーンだったら、あんな風には守ってなかったと思います。彼女はヒュンケルがボロボロだったから守ろうとしたんじゃなくて、彼の心を守ろうとしてたんだろうね……。
ていうか心の闇から守ろうとしてたマァムはわかるんだけど、ヒュンケルがそれに甘んじてたのは正直よくわかんないんですよね。マァムはだって、敵に背を向けるような形で貴方を守っているのよ。普通に危なくない?
オレは大丈夫だから自分の身を、とかもないのよ。守られるに甘んじている。まぁミストバーンのやばさをヒュンケルも感じてたっぽいし、下手に前線に出すより自分のそばにいたほうが安全だと思ってたのかも知れないけど。彼はいつだってマァムのことになると戦士じゃなくなるよな。ラーハルトが殺す前にもう死んでたんじゃない、彼の戦士心。
味方が攻撃を受けてる戦いの真っ只中にさ、戦士が唐突に女性に生涯を誓ったりする?戦局どころか敵も味方も見えてないやん。マァムしか見てないやん。マァムもすさんだ目は見たくないってヒュンケルのことしか考えてないやん。愛やん??
こうして見ると、ミストバーン自体はヒュンマ派ではないのに、ずっと巻き込まれてる感じするね。ラーハルトとかいたのにマァムに真っ先に取り憑いたのも、ちょっとした腹いせだったのかも知れない。結局そこからまたヒュンマはアバン先生を巻き込みながらイチャイチャしてたけど。

・アバン先生
一番弟子の不器用さを汲み取ってくれた偉大な光の師。あなたにとって彼女がいかに大切かよくわかりますよ、ってモノローグ、超好きです。彼女と書いてマァムと読む……!
なんかこう、兄妹弟子の絆というより、なんとなくヒュンケルの男としての秘めた心を掬い取ってくれてる気がしてね。だって色々あった一番弟子が、仲間を想う心を持ってくれたことに感動しているようなモノローグじゃないじゃないですか。純粋に仲間だと思ってるとしたら、こっそり口止めする必要なんてないもの。別にバレてもいい訳じゃん。ミストバーンは彼に取り憑いたけれど、結局彼の光がそれを打ち負かしているんだから。悪いことではないじゃない。でも内緒にしといてって先生にお願いしてんの。なぜって?マァムに悲しい顔して欲しくないからに決まってるじゃないですか!
ミストバーンがたとえ闇の師であったとしても、ヒュンケルを武器としか見ていないとしても、マァムが悲しんでしまうこと、ヒュンケルにはわかってるんですよ。ヒュンケルの中にミストバーンと過ごした時間があるのは確かなことだから、彼女はどうしても、彼自身が手を下さなくてはいけなくなったことに心を痛めてしまうんですよ。マァムはね、そういう子なんですよ。もうね、いい子すぎて困るよ……だからヒュンケルも迂闊に愛を告げられないじゃないか……。
マァムのこういう優しさがわかるってことは、ヒュンケルもそうとう優しいんだと思います。優しさのレベル高すぎて怖いぐらいなんだけど。だからアバン先生いてくれてよかったなって。優しすぎる二人の愛をわかってくれてありがとう、アバン先生……!
アバン先生的にはロカとレイラのあれこれを、ポップとマァムに重ねることもできただろうに(回想シーンの夫婦漫才はまさしくポプマ系列のそれだったし)それをしなかったんだよね。アバン先生も器用なくせに恋には不器用な男だから、そのあたりはヒュンケルの方に感情移入してしまったのではないかと邪推しています。

・ポップ
ポップはマァムが好きだけどさ、なんだかんだヒュンケルも好きじゃん。告白前のポップならともかく、告白後の覚醒ポップはね、うっすらヒュンマ推しな気がしなくもないです。なんというか、無意識の中でね。
告白の後にね、なんとなくポップくんって降りた気がしたんですよね。マァムを巡る恋愛バトルから。ポップ君は認めないと思うけど。別にヒュンケルに譲るとか、そういうこっちゃないですけど。なんていうのかな、ポップくんは多分ずっとマァムに自分を見て欲しかったんじゃないかなって。自分がマァムを好きなこと、好きでいるために強くあろうとしたこと、そういうことを伝えられる自分になりたかったんじゃないかなって。
だからこう……ポプマ派の人には怒られてしまうかもしれないんだけど、ポップ君は自分のことに気を取られるあまり、肝心のマァム自身をちゃんと見てこれなかったんじゃないかなって。だからコンプラに引っかかるようなエロい目で見ちゃうし、ボディタッチも過剰にしちゃってたんじゃないかな。だからこう、マァムもそれが好意からくるものとは思えなくて、マトリフおじさんみたいな身内の戯れ認定してたんだろうなって。マトリフおじさんから好きって言われてもびっくりするもんね。いやポップはマトリフおじさんじゃないんだけど。カテゴリ的にね。

で、告白後にポップくん、夫婦漫才に移行したんだよね。あのキス未遂のところから。ポップ君がまだ降りてなかったら「流石にそんなことする勇気はない」の顔も真剣だったと思うんだよね。でも彼、ちょけたから。キス未遂のあと。だからこう、彼のマァムへの恋はもしかしたら「おまえを好きになって…本当に良かった…!!」が、すべてだったのかも知れないなって。
本当にマァムの心を手に入れようとするなら、ポップ自身がどう見られたいかだけではなく、彼女自身をもっと見ていかなくちゃいけないし、彼女に一人の男性として見てもらえるような態度を取らなければいけないわけじゃないですか。でもなんかなー、なんとなく、そこあたりからは降りてる気がするんだよなぁ。
ラストのミストバーン戦でもさ、マァムがヒュンケルを支えに言ったことに関して作中でなにかしら思ってる描写ないのよね、ポップ君。まぁ実際問題それどころでもないんだけど。でもミストバーンへの「キレイな顔…」には反応してたから……。彼はいつもマァムとヒュンケルがいちゃつく度にぶつぶつ言っていたはずなのに、告白後には特に何もないんだよな。これからはマジのライバルであるはずなのに、茶化しながらは言ったりしてるけど、もやっとかイラッとかいう描写ないのよ。だからさ、告白したことにより彼の中でひとつ区切りがついたのかも知れないなーって。

告白後に関しては、ヒュンケルの方が2人を気にしてる感じすらあるもの(シグマ戦の後の視線のやつ)。てかヒュンケルもポップへの背中押したんだったら、いちいち愛おしげに見るのやめなよね……。ミスト戦で再会した時のあの優しい目、ヤバくない?あんな目で見られたら好きになっちゃうじゃろうがい……。



えー、ちなみにエイミさんは、ポプマ派ではありません。あの人はヒュンケル過激派です。マァムを警戒しているけど、だからといってポップとくっつけばいいとは思ってない。それは人の愛を尊重するとかそういうんじゃなくて、自分の愛が凄いからそこまで気が回ってないんだと思います。ヒュンケルにしか興味がないと言うか。
私はヒュンマ派ですが、エイミさんのことはね、嫌いじゃないんですよね。突然メロドラマ始めたときはびっくりしたけど。エイミさんはヒュンマ的には色々あったけど、なんだかんだ最終回のね、なんかこう恥ずかしがってる顔がちょっと可愛かったからね。あと彼女のおかげでマァムの超可愛い嫉妬顔を見れたからさ……。超カワイイよね、マァムの恋する顔。あんな可愛い顔をしといてよく愛がわからないとか言えるよね。鏡見な~!超かわいい顔してるぞ!
それにエイミさんぐらいの強さで何かがぶち当たってきてくれないと、ヒュンマ永遠に進みも戻りもしなさそうだしさ。勝手に二人で世界作って満足してそう。あとねー、「エイミさんがあなたを愛するように?」も超可愛いよね。なにその顔。かわいすぎない??

でもまぁね、ポップにマァム、ヒュンケルにエイミさんでもいいっちゃいいのよ。
私は作中でシグマ戦が一番好きだし、一番好きなキャラはポップだし、マァムもヒュンケルもCP抜きに大好きだし、エイミさんもちょっと好きだし。みんなそれぞれ幸せになる気がするもの。でも、だめなの。個人的にだめ。

なぜなら私はメルル過激派だからだ!

5人の恋愛に関しては、私はメルルがしあわせになってくれなきゃ嫌なんですよ。ポプメル派ってわけでもないけれど、でもメルルが幸せになるルートじゃなきゃやだ!私が!私のエゴによってやだ!
あんな純粋な想いが報われなきゃなんのために世界は救われたんだってばよ……!メルルはだってポップとしかしあわせになれない気がするもん。他の人はまぁなんだかんだ幸せにはなるんだろうなーって思うんだけど。あんな一途に想われてて好きにならないことなんてあるの?ポップ自身が嫌ってる、マァムには絶対に見せたくない情けないとこも、メルルさんはまるごと包み込んで愛してくれてるんだよ。命がけで救って、勇気をくれて、テレパシーまで会得して世界を救うに至る愛ですよ。これに応えなきゃ男じゃないでしょ。

それにポップとマァム、ヒュンケルにエイミさんだとするにしてもですよ。
マァムもヒュンケルも、お互いがピンチの時、思考を通さないで脊髄反射で助けにいくじゃん。マァムが自分のダメージも顧みずお姫様抱っこで助けに行ったり、ほぼ全滅確実の戦闘でバーン様の攻撃からヒュンケルがマァムを身体張って庇ったり。あの2人、普段は割と人を制したりとかして冷静だけど、お互いの事となると……ちょっと判断がおかしくなるじゃない。
ポップくんは慣れてるからあれかもだけど、エイミさんとかそういうの耐えられないと思うんだよね。あの人きっと自分が一番でいたい人だから。ヒュンケルはもう既にマァムに対して一生を誓っている男だよ。彼が正義に生きている限り、彼女の顔が常にちらついて消えることはないんだよ。たとえ一緒にいても、ヒュンケルはきっと桜色みつける度に目を細めるだろうから、やめときなよエイミさん。悪いことは言わないから。ラーハルトとかどう?気の強さの相性とか良さそうよ。


エイミさんはねー、好きは好きだけど、応援するには行動が足りないんだよな。彼女は割とね……その、口だけのことが多いのよね。しいて言えば意思を継いだ友との誓いの槍を捨てたぐらい。あ、そうかヒュンケルに生の執着を植え付けてたか。そういえばあそこでエイミさん派の人が、マァムが消えてエイミさんになってたからうんちゃらって言ってたの見たことあるな。
エイミさんの愛は、マァムがまだ知らない愛だもんね。人への愛ではなく、男性への愛よ。もしかしたらヒュンケルも知らない異性への愛よね。いや知ってるか。マァム好きだもんね。
気持ちに応えてやることはできないが、エイミさんの気持ちは少しわかるってヒュンケルが言ってたけどさ、その少しわかるって気持ちは……いや、うん。オレやバランが悪に走ったようにって例えがまた……同列にするのかそこを?とちょっと今思った。その後マァムがモノローグでメルルやアルビナスを追加してフォローしてくれたけど。もっと良い例えあるやろ……。いや違うのか、彼にとってマァムを愛することはそういう悪い側面をも孕んでるのか。そういうところも、怖いことなのかもなぁ。彼にとっては。

ヒュンケルにとってエイミさんはまだよくわかんない人で(正直読者にもよくわかんない)、だから多分自分の為の愛の象徴みたいな人として捉えてる部分があると思うんですよ。ヒュンケルとクロコダインが囚われの身になって、死んだほうがええかもしれんな……ってなってたとき、マァムの残像だけが残って、そのあとエイミさんが出てきたってのは……個人の愛の象徴みたいな……いや、あまりに邪推だな。なんでもかんでもヒュンマに繋げようとするのはやめよう。エイミさんに失礼だ。いろんな想いがヒュンケルを生かしているんだよ!エイミさんの愛もまた、彼の命を紡いだんだ!
その直後になんというか……正妻の愛を見せつけられたんだけどね。敵陣でそんなに見つめ合ってあなた達……目に涙溜めちゃうぐらい心配なのに信じてくれてんだよ……愛じゃろ……。

そういえばあの辺りでレオナ姫が「ヒュンケルにはどんな説明も妨害もまるで受け付けないなにかがある」みたいなこと言ってたけど、マァムに関してはバリバリ受け付けとるよな。闇の力を使うのはやめてって言ったらやめるし、バーンパレスの心臓部から脱出するときだって、グランドクルス使えなきゃ全滅だってのにマァムの説得に押され気味だし。全滅の危機だってんのにアバン先生とダチョウ倶楽部してる場合か。
でもあの時のヒュンケルの顔、作中で一番好きかもしれない。なんかこう、奥さんに言い負かされてる旦那みたいな顔してんのよね。普段あんなすました顔してるのに家では奥さんに勝てないのよね、みたいな。全然闘志を感じない顔してるのよ。純粋にいちゃついてる。だからレオナもおんなじコマであんなスンッて顔してるんじゃない?説明も妨害も受け付けとるわ……みたいな。

エイミさんは重症のヒュンケルをずっと心配してたけど、マァムってヒュンケルが重症で戦場に出てもそんなに何か思ってる描写はないよね。最初の別れがマグマダイブだったから感覚麻痺してるのかもしれないけど。生きてればいい、みたいな。でも戦闘になると結構庇ってるよね。特にミストバーンから。
あれは、なんなんだろうね。意思は尊重するが、あなたを傷つけるすべてのものから守ってあげたい、みたいな?なにその愛……?それで人を愛することがわからないとか言ってるの?ものすごく気になる人、という描写で好きじゃないことなんてありうるの?ものすごくって何。愛じゃん…。
昔はヒュンケルの思いのが強いと思ってたんだけど、もしかしたらマァムの愛の方が強いかも知れない。ヒュンケルは重そう。愛が。

エイミさんの話だった。

エイミさんが、ヒュンケルの心にマァムがいてもそれを丸ごと愛せる女性だったら、ワンチャンあるかなって思います。けど、多分エイミさんはそれはできないと思う。彼女は愛したいより、愛されたい女性だろうから。そういう一方的に押し付ける感情、わりとヒュンケル苦手だと思う。彼はよく押し付けられる男だからね。バーン様にもミストバーンにも愛されちゃって。あいつこそ愛の男かも知れないな……。
無垢をバルトスさんに愛され、悪意を向けていてもアバン先生に愛され、そうして悪の道に染まってなおマァムに愛されている……。エイミさんは地獄がどうとか言ってたけど、ヒュンケルはもう地獄へは行けないんだよ。ヒュンケルにとってそっちのが遥かに楽な道だとしても。もう彼はマァムに誓ってしまったからね。マァムは一緒に地獄を歩いてくんないもん。彼女は地獄にいるヒュンケルの為に泣いてくれる女性だよ。引っ張り上げるでも、掬い上げてくれるでもなく。ただ、ヒュンケルが光の道へと進める強さを持っていることを心から信じてくれているだけだよ。

これで万一戦後にエイミさん選んだら、それはそれで一応認めるかも知れないけど、とにかくヒュンケルを一発ぶん殴るだろうとは思います。


あとはー、そうだ、マァムのポップへの感情だ。
マァムさん、ポップに曖昧な返事してるって言われてるけど、答えは出すってちゃんと言ってるじゃないですか。それでもいいかって相手にちゃんと聞いてるじゃないですか。なによりポップがマァムを好きになって本当に良かったって言ってるんですよ。それ以上の答えが何処にあるんだってね。マァムとポップの関係なんだから、ポップの言葉がすべてだよ。

ポップへの笑顔も超カワイイんだけど、なんというか、すっごくキレイな笑顔なんだよね。自分のための愛というより、慈愛の最大級の愛みたいな。一番大きな家族愛みたいな。仮に告白後にポップを男性として意識する可能性があるなら、あの時点でメルルに対する何かしらの感情があってもおかしくないんだよなー。
恋愛に関するそういう描写はエグいからダイの大冒険って。でもね、マァムのメルルに対する嫉妬はまったくないのよ。エイミさんに対してはあんなに可愛い顔で戸惑ってんのに。ポップの想いに応える気持ちが微かにでもあるなら、メルルについて言及されないのもおかしな話じゃない。仮にマァムが心の奥底でポップを男性として意識してたとしてよ、そしたらどういう感情で戦後に3人旅してるんだ彼らは……?
人類を賭けた最終戦闘前ですら、あんなぎくしゃくしてたくせに!考える時間が山ほどある平和な世でどうして……?逆に?逆に大丈夫なの?でも恋心が微かにでもあったら耐え難い旅路じゃないの?ヒュンケルとマァムとエイミさんで旅するってなったら、絶対全員嫌だって言うでしょ……!



そんなこんなでヒュンマ派なんですが、ヒュンケルからマァムに対して積極的に行動することは流石にないんじゃないかなって思います。あの人、自責と共に生きてるから。自ら求めることを、彼自身が許さないと思う。想いはあるし、ボディタッチも拒まないけど。彼からの精一杯は肩をそっと抱き寄せることなんでしょうね。お、奥手ェ……なんて可愛い21歳なんだ……。

だからヒュンマのはじまりは、マァムからだと思います。
ただ、仮にマァムさんが愛を自覚して、ヒュンケルに告白したとして、ヒュンケルがそれを受け入れられるかという問題ももちろんあります。自分にその資格はないって思ってるっぽいものね。でもね、ちゃんとヒムに愛を与えることができたから、自分にも愛はあるって自覚はできたと思うんだよね。国を滅ぼした自責に関してはわからんけど、そのあたりは姫さんとマァムに論破される未来しか見えないから問題ないと思うんですよ。あと彼、マァムの言葉には即落ち2コマ男だから。多分だけど……落ちるよ。すっごく遠回りはするだろうけど。

もしもヒュンケルが自分は人を幸福にできる男じゃないからってマァムを振るとしてよ、マァム絶対、自分の愛に応えることができないことはいいけれど、ヒュンケルが人を幸福にできないなんてことはないわって言うと思うんですよ。自分の愛ではなく、他ならぬヒュンケル自身の為にそう言うと思う。

バルトスパパとか、アバン先生とか、ダイとかポップ、クロコダインやラーハルトやヒム、そのついでのように自分の事も言うと思う。あなたのそばにいるだけで、あなたの姿を見かけるだけで、しあわせな気持ちになったの。みたいなね。あなたは誰かを幸せにすることができる人よ、だから自分のことをそんな風に言わないで。っていう微笑みの爆弾にあいつは落ちるぜ。押される愛には強いが、包み込むような愛には滅法弱い男、ヒュンケル。

きっと誰かを幸せにしてあげてね、って身を引く彼女に、ようやく言えるんじゃない?誰かを愛することはできない。オレが愛しているのは生涯お前だけだって。告白飛び越したプロポーズでもするんじゃない?


エンダーー!!イヤーーーー!!!


というかマァムの全力の愛に誰が抗えるというのだ。死にかける度に毎回泣くほど心配してるくせに、戦場に存在意義を求める彼を絶対に止めずにただ全力で守ろうとする彼女の愛に……。

改めて、すごい愛だなぁ。



……えー、ぐだぐだ長々と脈絡もなくすいません。でもちょっとすっきりしました。

ここまで語っといてあれですけど、ヒュンマの二次創作はしないと思います。多分。あれは、読み返す度に原作に打ちのめされるので。というか原作のマァムにしかヒュンケルは落とせないんじゃないかなーって。
大体、ざっと語るだけでもこんな長々してるんだもん。書こうとしたら絶対長編になっちゃう。あとは原作に隙がなさすぎる。心理描写すごすぎて実際書くことない。原作読んでとしか言いようがない。だって凄いんだもん。すごい、面白いんだもん。

読んだ人の数だけ、CPの答えがある。ダイの大冒険はそんな素敵なお話です(?)。
        
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