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旅は道連れ、世は情け。 アニメや漫画の話題やら諸々。デジモンが好きです。検索は避けてるよ。

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うらばなし2

pixivの小説投稿の画像、全部文字入り仕様になっちゃったの……??
どうして……。文字がないのは、文字がないのは選べないの……?文字入れたくないなら自分で作るしかないの……??あ、違うや。設定で文字無しも選べるんだね。

気がつくとpixivの仕様が変わってていつもちょっとびっくりします。え?ってなる。普段まったく投稿してないことが丸わかり!……下書き保存って前できなかったんだっけ?未公開と何が違うんだ?

まぁいいや!

とにもかくにも、今回はうらばなし2です。これまで長編に込めてきた何かを、語る、みたいな(あやふや)
ってか長編って10万文字ぐらいからを差すんだね。じゃあ今までの中編だね。今回のタケヒカだけが長編だったわ。なので改めまして、中編に込めてきた何かを、語る、みたいな(あやふや2)


■立春「炭酸浸透水」
人間賛歌に近いかなぁ。世界で一番美しいもの、みたいな。私の理想郷です。
なんか本当に、夢というか理想というか。本当にこう、純粋に二次創作って感じのね。あんまり私情が詰まってないです。夢と希望と愛が詰まってる。こんな綺麗な話、自分でも書けるんだぁってちょっと感心しました。


■勝茶「雄英高校ヒーロー科のとある日常」
男女を超えた他人への敬意。男女の友情というか、なんというか。
案外一番対等に近いところにいるのかもなぁって。考え方は似てると思う。爆豪くんが誘拐されたとき、助けられるの屈辱なんじゃないかってお茶子ちゃんが言ってたじゃないですか。あれ、実際ビビったもん。
まさかそっちの立場に立つとは、と思って。だって爆豪くんの個人感情なんて、あのときあんまり関係ないじゃないですか。助けに行きたい気持ちもわかるけど、自分たちにはまだ資格がない。助けにいくことは、より爆豪を危険に晒すかもしれない。助けに行っても行かなくても、どっちにしろ危険なのはかっちゃんの命なんですよ。もしくは助けに行く側の命の危機なんですよ。そういう命がけの行為を前にして、まさか「屈辱」という感情で制そうとするとは。お茶子さんマジパネェっすわ。
でもだから、あの台詞がでるってことは、お茶子ちゃんも助けられるのが屈辱だと感じるタイプなのかぁって。じゃないと出てこない言葉だと思って。あの場面で。

でも彼らはねぇ、……うん……原作沿いは今のとこ考えられないなぁって感じです。お茶子ちゃん、緑谷くん次第。でもいいコンビにはなると思う。男女を超えた関係を築けそう。
男女を超えた関係というと、爆豪と耳郎ちゃんもちょっとそれに近いけど、でも耳郎ちゃんが乙女だから。なんだかんだで女の子。かわいいよね。お茶子さんはこう、ここぞという時に漢気みせてくれる気がしてね。そゆとこ好きです。


■幼馴染「エゴイスティック・オリジン」
最初のうらばなしで、本当はこれについて語ろうと思ってたのに、うまいこと纏められなかったから「うらばなし2」が爆誕しました。

えーまず前提としてね、個性のない緑谷くんにヒーローを見出したのは、爆豪くんとオールマイトだけなんですね。

でもオールマイトはありのままを肯定したわけじゃない。受け渡す個性ありきで緑谷くんにヒーローになれると言っている。無個性状態の時は、現実も見なければ、みたいなこと言ってたし。だから、受け渡す個性がなければ、多分オールマイトはヒーローになれると言わなかったと思うんですよ。

そんで一巻時点では、デクくん自身も、ヒーローになれるって心から思ってなかったと思う。
オールマイトに否定されたときも、「必死こいて現実を見ないように」みたいに言ってたから、ちゃんと考えてしまえばヒーローになれないことはわかってたと思うんですよ。だから多分雄英も記念受験のつもりで、そこに落ちて多分、諦めるつもりだったんじゃないかな。

もし本当になりたかったら、無個性でも戦えるようにもっとサポートアイテムに詳しかったり、そもそも、もうちょっと体を鍛えていたと思うんですよ。でもそれはしてない。でっけーヴィランが出たときも、街を壊す悪いやつは自分が許さない、みたいな感情は特になくて。……まぁ一巻だからそこまで突っ込んでもって感じでもあるんですが。でもこう、ヴィランに関して微力でも積極的に自分から何かをしようとはしてないなーって。自分だったらこう倒す、みたいなのもないし。結構お気楽と言うか、他人事というか。

デクくんのヒーロー性って、結構ちぐはぐなんですよね。
個性を持ってからは個性ありきでの戦闘パターンを思考したり、積極的に人を助けたりしてるんですけど、無個性状態のときに開示されているヒーロー性が非常に少ないのよ。で、これは単純に過去の回想シーンが大概そうだから言うんだけど、彼がヒーロー性を発揮するのって、かっちゃんがらみばっかなんですよね。大体ね。
無個性の時には、かっちゃんがいじめてるところを止めに入ったり、ヘドロにやられているかっちゃんを助けに行ったり。水に落ちたのを助けに行ったのも、かっちゃんでね。だからこう、無個性の時に関していえば、かっちゃんだから助けに行ってるのか、かっちゃんじゃなくても誰でも助けてたのかが非常にわかりにくいんですよね。

個性をもらってからも、かっちゃんに対する何かって、だってすっごく異常じゃない?
合宿のとき襲撃された時もさ、一回相澤先生に会ってるのに、ボロボロの身体で救出に向かってる。あれ実際、相澤先生に任せたほうがよかったところあると思うんですよ。先生、個性解除できるんだから。マスキュラーと戦ってた時は撤退等含めてめちゃくちゃ冷静に考えてたのに、かっちゃんが狙われてると知った途端にびっくりするぐらい冷静さが失われているんですね。だからこう、

幼馴染って、なんなん……?

って部分は正直ある。

で、爆豪くんは爆豪くんで、たぶん最初から彼だけが、無個性のデクにヒーロー性を認めているんですよね。
不本意だし、認めないと思うけど。手を差し出されたときからずっと。雄英受験のときだってさ、ただ煽ってただけとも言えるんですけど、もしかするとデクくんより雄英合格を信じてるんだよね、爆豪くん。一応、受けんなよ、みたいに言っててね。あのとき、デクくんは多分受かる気はなかったのに。わざわざノートまで爆破してね。
純粋にイライラしてただけなのかもしれないけど。受かる気ないのに受ける訳だから。舐めプ警察よ。

まぁとにかく、デクくんのヒーロー性に関しては、基本的に個性ありきの評価なんですよ。デクくん自身も。本当の自分に対する期待値なんてなくて、だから個性と一緒に殉職するのに躊躇いがない。
なんかそういうとこを、爆豪くんに一喝して欲しかった。のがエゴイスティック・オリジンのあれです。無個性の自分を、デクくん自身に肯定して欲しかった、みたいな。

でもこういうの最終回でやるんじゃないかなーっても思ってたから、弔くんとかAFOとかオールマイトがいない、本編とはまた別時空っぽい感じにしたわけなんですけども。ちょっと世界観に入りにくい感じに。

だからエゴイスティック・オリジンでやりたかったことは、無個性の肯定です。無個性がヒーローになったっていいじゃない、をやってみたかったというか。もしかしたらルミリオンがそのへん担うかなとも思ってたんですが、無事に個性を取り戻したようなので、はい。

超常解放戦線やらなんやら、個性ありきの問題はずっと描かれているけど、あの世界で2割の人口は無個性なんだよなぁって、たまにぼんやり思います。
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