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旅は道連れ、世は情け。 アニメや漫画の話題やら諸々。デジモンが好きです。検索は避けてるよ。

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とりとめなどない

爆豪が苦手なデクファンの事をにわかと呼ぶ、デクガチ勢がいる未来を夢見てる。

勝茶のことをぼんやり考えてたら、ヒロアカの任侠パロに辿り着きました。小説にして書くつもりがないのでここでずらずらと語らせてください。


デクくんは地元の自警団組織である八木組9代目です。元々ヒーロー活動をしていた初代組長が、個性蔓延る昨今ではヒーローという役職では限界があると判断し、治外法権の組合を作り上げたのが始まりです。なんていうか、ワンピースでいうと七武海的な存在です。(本当は組長が変わるごとに名前も変わっていくしきたりなのですが、デクくんがどうしても先代の名を残したいと固辞して八木組のままです。)

そんで爆豪くんは、先代の八木が拾ってきます。なんでも路地裏にいた八木が爆豪に施そうとしたのが気に食わなかったらしく、腹が立つんだよ上から目線で舐めてんじゃねぇと殴りかかってきたのが始まりでした。八木は拳を避けもせずに食らうと、非礼を詫び、彼を組に招待します。しかし仲間はみんな反対します。爆豪の悪名は既に界隈で知られており、彼を仲間に加えることは、余計な重荷を背負うことになると予測がついたからです。

八木はそれならば、と爆豪を遠縁のものだと皆に広めます。そもそも繋がりや血筋を大事にする職業?ですし。しぶしぶながら彼は組に受け入れられます八木はいろんな所でいろんな拾い物をする癖があったので、諦め半分なところもあったのかもしれません。

ただまぁ八木もなかなかにおっちょこちょいなので、組の引継ぎする際、この嘘の所為で揉めに揉めます。

元々八木組には正当な継承者として緑谷がいたのですが(血は繋がってません、こっちも別の場所でスカウトしてます)爆豪に血の繋がりがあるなら、爆豪を正当継承者にするべきだという声が上がり、内部で真っ向対立が起こったのです。大体穏健派が緑谷を味方し、ゴロツキ勢が爆豪の味方をする感じですね。

しかし本人たちの意向はまた別です。
緑谷は緑谷で爆豪の強さを気に入っていたので、彼がいいなら彼に譲るとか言い出すし、爆豪はそんな面倒なもんはいらねぇと言うしでもうごっちゃごちゃ。八木はその時、組を離れてどっか海外に出張に行ってたんですが、帰ってきて騒ぎに気付きます。そんで慌てて双方と話し、緑谷に意志があるのを確認し襲名の儀式を行い、一応場は収まりました。

と、言うのが前提にあってですね。本編の舞台はその5~10年後の話です。

その頃には幹部として組に身を置いていた爆豪が自販機でコーヒー買ってるところを、唐突に切島くんに急襲されます。彼はちいさなチンピラ事務所にやとわれた鉄砲玉でした。しかし切島くんは鉄砲玉の癖に、銃は構えるも引き金を引くことが出来ません。爆豪くんは構わずコーヒー飲みだすし、仕舞いには俺にはできねぇと切島くんは拳銃を落とします。呆れて帰ろうとする爆豪ですが、切島くんが命を救ってくれた事務所の人間に申し訳ないと本気で嘆いているのを見て、少し気が変わります。

騒ぎに駆けつけてきた電気くんに切島くんの事務所の事を調べさせ、止める電気くんを無視して、切島くんの首根っこをひっつかんでよそのチンピラ事務所にアポなし単身突入をします。

で、その命の恩人ことチンピラ事務所の社長がどれだけクズな行いをしてきたのかを切島くんに伝えるわけですね、ひどく暴力的な手腕で。なんか子供の人身売買とかクソみたいなことしてたんでしょうね。んで、こんなクズの為に死ぬほどてめぇは惨めなやつなんか、みたいなこと言って、切島くんに拳銃を差し出します。てめぇで片つけろって。

しかし切島くんは拳銃は撃たず、拳で殴ります。こいつは確かに生きる価値もねぇクズだけど、助けてもらった恩義は通す。二度と俺の目の前に現れんな。って。

で、そっから爆豪直属のあれとして組に入った切島くん視点で色々と事が動く訳わけですね。

爆豪くんは形式上では組の幹部ですが、独立した部隊みたいなものを持ってます。上鳴、瀬呂、芦戸の派閥メンバーね。プラス切島くん。彼等は基本的に他の組の人間と群れることなくて、特殊部隊みたいな感じです。組の指令や意向にかかわらず、割と好き勝手に動いてるから内部からの批判もすごいけど、緑谷くんがゆるしてるからみんな何もできない感じ。

緑谷君は組長として頑張ってます。本当にヤクザの親玉かよって感じの風貌。でもまぁ裏でなかなかえぐい事やってます。警察にいる飯田くんと仲良しだけど、飯田くんは彼の正体を知りません。轟くんは別の組の親分、でも大っぴらにヤクザではなく片足突っ込んでる感じ。インテリヤクザ枠かな。ふたりは仲良しです。

で、ヤオモモはどっかの金持ちのお嬢。ボディガードに耳郎ちゃん。バックボーンに轟くんとこがついてます。時々爆豪が耳郎ちゃん貸せって言ってくる。仕事の性質上、政界やら金持ちやらの内部事情に詳しいからですね。ちなみに爆豪くんと轟くんは喧嘩友達です。

スパイ組が相澤先生、梅雨ちゃん、心操くん。ある意味最強。表の看板は探偵事務所。大体の組が等しくお世話になってます。どこにも所属しないのが強みです。お仕事を淡々とこなしてくれます。

話がちょっとそれましたが、まぁそんな舞台背景の元、物語が進みます。

切島くんが組に入ってしばらくしたころ、変な噂を耳にします。
なんでも爆豪が自身の子供を、次の組の継承者にしようと目論んでいるというものです。勿論爆豪くんに子供はいないし、切島くんが電気くんにその事を聞くと、爆豪の子供とか想像できねぇ!と爆笑されます。しかし、噂の元になった出来事が、その内切島くんの耳に届きます。なんでも緑谷の世継ぎの為に用意された女性が、夜な夜な爆豪と会っているというのです。

噂だけがひとり歩きする日々に、切島は悶々とします。上鳴や瀬呂や芦戸に聞いても爆笑するばかりで、とうの爆豪にはなんとなく聞きにくかったのです。切島くんこのとき18歳だったので。お年頃ですね。ちなみにみんな切島くんより年上設定です。上鳴くんと芦戸ちゃんが24歳。爆豪と緑谷が27歳。ちょっぴり年上の瀬呂くんは29歳。

しかし、ある夜。眠れずにうろうろしている切島くんを爆豪くんが掴まえます。ちょっとついてこいって。返事も待たず歩いていく爆豪の背中を追いかけながらも、切島くんはなんとなく気まずい感じになります。噂で、その夜は爆豪くんが女性と会っていると聞いていたからです。

お盛んな妄想で、あれやこれやを心配しながらついていった切島くんですが、扉を開けた先に待っていたのは、上鳴と芦戸といういつものメンバー。そして見知らぬ女性が一人。この人がうわさの元になった女性だと切島くんは確信します。他の組の人に写真みせられてたからね。これが麗日さんですね。

で、なんで連れてこられたかって、瀬呂がいないから、卓囲むのに人が足りないとの理由でした。拍子抜けです。訳がわからないなりに卓を囲んで、まぁ大体爆豪くんにみんな負けて、その日は普通に解散しました。

後日上鳴くんと瀬呂くんに事情を聞くと、なんでも緑谷くんが爆豪くんの子供を次の正当継承者にしようと目論んでいるとのことでした。麗日さんは緑谷くんの頼みで動いているのだろう、というのがみんなの共通認識だという話です。爆豪もつっぱねればいいのに、変なところで真面目なものだから、一応組長の意向に沿っているらしく、しかし緑谷の目論み通りに動く気はさらさらないとのことでした。

そんな感じで日々は流れます。

が、いつまでも平穏?なままではいられません。現代の風潮と同じく、ヤクザの取り締まりが厳しくなってきたのです。今まではなんだかんだなぁなぁでやってきた部分が、段々と通用しなくなる世の中になってきたのです。勿論、緑谷の組もそのひとつです。世に蔓延ってきた組が、ひとつ、またひとつの姿を消していきます。飯田くんもそのうちに緑谷くんの正体を知ります。彼もまた、苦渋の決断を下す時がやってきたのです。

世間の風当たりが目に見えてわかりやすくなってきたある日の夜。緑谷くんは爆豪くんを呼び出します。

世の中はもう組を必要としていない。団結してまた新たに組織を作り上げていくには、内部の意識がバラバラ過ぎる(大体緑谷くんと爆豪くんの色んなあれこれの所為です)なので、組は解体する。みんなのことは君に頼む、と。勿論爆豪くんは断ります。爆豪くんが組をやっているのは八木の恩義に応えるという理由以外になかったからです。(だから緑谷が八木組という名を引き継がなければ、彼はそのまま去っていました。しかしそれがわかっていたので緑谷くんも組の名を変えなかったという側面もあります)

強い君を見ているのが好きだった。と緑谷くんは語ります。どれだけ仲間内で言われても彼に組をやめさせなかったのは、緑谷くんの彼への執着が確かにあったからです。それから緑谷くんは、麗日さんに僕の個性を分け与えている、と言いました。このパロでの緑谷くんの個性は超パワーじゃなくて求心力とかカリスマ性みたいな感じです。本来は血の連なりで力を蓄えていく個性でしたが、八木も緑谷も子供作ってないので、一応個性の引継ぎはできているものの、単純に個性の力は弱体化してました。だから、麗日さんと爆豪くんに子供が出来れば、正しい形で強い個性が引き継がれるわけです。

てめぇがやることだろ、と爆豪くんは言います。爆豪くんに組を引き継ぐ気はなかったし、麗日さんが緑谷の事を本気で好きなことを知っているからです。

爆豪くんがなんで知ってるかって、麗日さんが初めて爆豪くんの部屋を訪れた時に、彼女が言ってたからです。最初は勿論嫌だった。でも金もなく、このままでは両親も殺されてしまうかもしれない。仕方なかったのだと。しかし何度も会ううちに、緑谷の生き方に惹かれていって、仕舞いにはどうして触れてくれないのだと泣いたこともあったと。彼はごめんねと笑うばかりで、最後の最後まで指の一本も触れてくれなかったのだと。(ちなみに個性継承は、彼の血を飲みました)

強い君を見ているのが好きだった。と緑谷くんはもう一度繰り返します。静かに、噛み締めるように。彼の酔狂はもう誰も止めることができないのだと、爆豪くんも悟りました。最高に馬鹿野郎だな、てめぇは。爆豪くんはそう言うと、その場を去ります。緑谷くんは見送ったあと、一本の電話を掛けます。こちらから出頭する、と。

で、爆豪くんはその夜に麗日さんのとこに行きます。
金なら工面してやるから両親の所に帰れって。しかし麗日さんは首を横に振ります。金は緑谷くんが工面してくれている。しかし、両親の元に帰ってもここにいたことが周りに知れたら彼等の今後の人生に苦労を掛ける。もう二度と顔を見ない覚悟でここに来たのだと。緑谷にはもう会えなくなると告げても、麗日さんは動じません。ならば彼の望みを叶えることが、最後に自分が出来ることだと。そういって爆豪くんに迫ります。

個性は継承されてない、と爆豪くんは言います。八木が言っていたのを覚えていたのです。個性継承は、贈る方の意志がなければ成しえないと。爆豪くんは先ほどの緑谷くんの目をみて確信していたのです、彼はすべてを自分の中で終わらせるつもりなのだと。何一つ託されなかったのだと項垂れる麗日さんに、爆豪くんは言い放ちます。惨めなもんだな、と。

んで、怒った麗日さんが爆豪くんの頬に一発入れます。爆豪君は笑って見せた後、一枚の名刺を麗日さんに渡します。生きる気があるなら連絡しろ。去っていく彼もまた、何かを失ったような寂しさを背中にただよわせていました。

その後、緑谷くんが出頭したかと言えばそうではありません。彼は組のでけぇ屋敷に火を放ち、その中に佇んでいました。燃え盛る炎を警察関係者も呆然とみつめるばかり。消火活動の行われる最中、爆豪くんもまた、燃え盛る炎を眺めていました。そして、屋敷に何かを投げます。それは切り落とした彼の左手の薬指でした。エンゲージというよりは、命に一番近い指という意味で。それは彼なりのけじめのつけ方だったのかもしれないし、何か他の意味が込められていたのかもしれません。しかしそれは、彼らにしかわからない何かでした。

爆豪くんはしばらく眺めたあと、踵を返して、派閥の待つ車へと戻ります。
緑谷くんの死体は終ぞ発見されることはありませんでした。彼は確かに、すべてを彼の中で終わらせたのです。


………みたいな?


切島くんは最後、派閥と一緒に行くか、いっそ警察にしちゃうかで悩んでます。なんてったって妄想だから。

ここまで書くなら真面目に書けやって感じですが、真面目に書こうとしたら百篇ぐらい方向性変わるから……。多分結末も変わる。もうそういうの面倒なの。今ざっと書いただけでも話としてまとまってない事わかるもの。切島くん視点で始まったのに、途中から彼、消えてるもん。妄想段階の頭の中って大体こんな感じです。とりとめのない設定がポンポン出てくるけど、あくまで点だから。線でつなげようとするとアホみたいに時間がかかるわけですね。やりたくなーい!

ダイジェストの妄想だけで五千文字あるんだもん。真面目に書いたら大変なことになっちゃうワン。嫌だワン。そんで死にネタにグロ注意だワン。さよならハッピーエンド。

しかもこれ勝茶かと言えば死ぬほど微妙なとこだし、どっちかっていうと出勝だよね。自分でもざっと書いてて、あれ、もしかしてこの2人って恋でもしてんの?って思ったし。

でもね、本誌を踏まえて勝茶ルートに行くならこんくらいする必要あるかなって。緑谷くんが個性と共に心中する先にある恋……すげぇ嫌だな!

でも正直他に想像つかないんですよ、勝茶はね。私にはね。

特に緑谷くんの出方次第みたいなとこあるからね。だってお茶子ちゃん緑谷くんに惚れちゃってんだもん。そこから勝茶ルートに繋げるには、こう、なんともかんとも……。実際、お茶子ちゃんの失恋必須じゃないですか。尊敬の念を恋心だと勘違いしてるルートもあるっちゃあるだろうけど、あそこまではっきり描いていてそれは……多分ないでしょ、きっと。

まぁまだ本誌次第だけども、もし恋をするにしても、普通の恋にはならないだろうなーって思います。緑谷くんを介したばっかりに。まったく罪な男だぜ、緑谷くん!
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