忍者ブログ
旅は道連れ、世は情け。 アニメや漫画の話題やら諸々。デジモンが好きです。検索は避けてるよ。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

底知れぬ

モンスター……!
慌ててdTV登録したのに、試合の時ちょっとタイミングミスって洗濯物干してて、まぁちょっとぐらいいかなと一瞬思ったんですけど、NAOYA INOUEに限っては1ラウンドKOもあり得るので、ソッコーで中断してテレビの前に齧り付いてました。

で、まぁ結果を見れば一方的な勝利だったわけですが。いや、しかし、言葉がないですね。解説の方も仰ってましたが、これはもう漫画の世界だ……。理論上可能みたいなことを普通にあの狭いリングで、ベルト巻いた相手にやってのけるんだもん……。

最強の男がさ、めっちゃくちゃクレバーな戦いをするんですよね。強者には何らかの隙があってしかるべきなのに、慢心という隙が無い。紛うこと無き絶対的王者なのに、ずっとハングリーな挑戦者なんですよね。対戦相手というか、もはやボクシングという概念自体に挑み続けてるみたいな。これは桜庭君が雨の中で泣いちゃうやつだよ。勤勉な天才に、凡人はどうやったら敵うっていうんだ……!!

無理くり何か弱点を挙げるとすれば、強すぎるが故に、現状ライバルが誰もいないってことですかね。


知っとるか?碁は2人で打つものなんじゃよ。碁は1人では打てんのじゃ。2人いるんじゃよ。1人の天才だけでは名局は生まれんのじゃ。等しく才たけた者が2人要るんじゃよ、2人。2人揃ってはじめて・・・神の一手に一歩近付く
(ヒカルの碁/桑原本因坊)


ボクシングもきっとそうで、ドネア選手がそう言われてたけど、でもあの名勝負も、井上選手が右目の眼窩底を骨折してドネア選手が2人見える状態で戦ってたやつだから……。

……試合後に井上選手がドネア選手が2人見えたってインタビューに答えてたんですけど、その言い方がまた凄かったんですよ。あの人「え。どっち?」って混乱したって答えてた。言い方がもうね、コンビニで「肉まん美味しかったよ。でもピザまん食うわ」って言われた後の「え。どっち?」と似たような感じで答えててさ。

瞬きする間に殴り殺されるかも知れないリングでさ、殴ろうとしてくる相手が2人見えてるってマジでやべぇ状態で、試合後の振り返りとはいえそんな感じで返さないわよ普通。本当に、常人には分からん世界にいるんだろうな。ベルト4つ巻いて尚、未だに底が知れねぇ。どうなってるんだ。

もう行けるとこまで行って欲しいよね。少なくとも私が生きてる内に、同じような人間には出会えないだろうから。昇り詰める様を見てみたい。あとは本当に、井上選手が楽しく試合をしてるとこが見たい。ボクシングが大好きな人だからさ。戦うのが大好きなボクサーというか。なんとなく孫悟空みがある感じの。


ボクシングって殴るだけの何かって思ってる人も多いと思いますが、結構クレバーな世界ですよ。少しでも興味がある方は是非youtubeの「ボクシング解体新書」さんを観て頂きたいです。すっごく丁寧に解説してくださっていて、ボクシングという競技の見方が変わりますよ。私は変わりました。

試合の一瞬の間にどれだけの攻防があったのかがすごくわかる動画を作って下さっています。素敵。ボクシング解体新書さんは、パウンド・フォー・パウンド(PFP)に興味を示していないので、本当にボクシング自体が大好きな方なんだと思います。選手へのリスペクトは勿論、ボクシングという競技自体へのリスペクトを感じる解説をされていて、そういう職人気質の方、私は大好きです。バトラー戦の解説、楽しみに待ってます!

パウンド・フォー・パウンド(PFP)は、あれです。階級がなかったら一番強いのはだーれだってその道のプロのメディアの方々が想像するってランキングですね。多分。私はスポーツに関しては基本にわか勢なので、机上の空論、大好きです。なんせ二次創作はまさに机上の空論ですからね!HAHAHA!


ちなみにその晩に干し損ねていた洗濯物は、翌日の朝、無事再発見されました。


PR