なんとなく人生に対する方向性が迷子になってきた気がするので、ちょっと落ち着くためにもデジモンやらのなにかしらの話をしようかと思います。
とは言ってもね、デジモンは語りたいことはもうすでにほぼ語ってるんですけどね!
タケヒカの長編だってさ、語って終わりにもできるっちゃできるんですよね。立春ちゃんとか他のやつもそうだけども。でもなんだろうな、骨組みだけ語るだけじゃ言いたいことがうまく伝わらない気がしてて。勿論ゴールはあるんですけど、そのゴールに至るまでにいろんなことがあって、結局はその「いろんなこと」が伝えたい事の根幹なんですよね。彼らの結末ではなくて、彼らの紆余曲折をどうにか表現したい欲があるというか、なんというか。
……しかし、こないだから私は何を言っているんだろうか。めっちゃあやふやだなー。最近考えてることを真面目に語ったら病院に行くことを勧められそう。やだー!そういう時期なんだから許して!系統的には中二病みたいなもんだから!一過性のもの!だと信じたい!
例えば人生の何かしらの壁に直面した時、躊躇いなく突き進んでくのは突撃隊長の本宮大輔くんなんですよ。もっと躊躇えよってぐらい躊躇わないでしょ、あの人。本当にすごい。石田ヤマトくんもそう。あの人は一瞬考えるけど、なんかこう、ちょっとずれたところで迷ってる感じがする。え、そこ?って太一さんあたりが戸惑ってる間にさっさと解決して歩いていくって感じ。太一さんとヤマトさんって本当に相互理解をしないよね。そういうとこは大輔とタケルが引き継いでる気がする。大輔と賢ちゃんは、どっちかってーと太一さんと丈さんの感じに似てるのかも。なんだかんだ信頼しきってる感じが。
光子郎はんは人並みに迷うけど、解決策が見つかるまでやり続ける好奇心をもってそう。解決のために努力をするんじゃなくて、解決することが趣味って感じ。エジソンが電球開発したときに言った「うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ」ってイメージ。やっぱ天才肌なんかな。
賢ちゃんは人より悩むけど、なにせ頭がいいからね。悩みつつも道はちゃんと知ってるんだよね。そんでもって彼の過去が、彼の背中を押してる。迷っていても歩みはやめないって感じ。かっこいいね。
ミミちゃんはね、悩む前にミミちゃんがのびのびと生きていける場所に神様が導いてくれるから。ただひたすらに毎日を喜怒哀楽で過ごしてほしい。ミミちゃんの思うがままに。
京ちゃんも迷ったりするけど、ちゃんと何をどうすればいいか知ってる人だから。一番全体としてのバランスがいい気がする。本当に何の心配もいらない人って感じ。
伊織君は足を止めることはあるけど、ちゃんと自分がどうしたいかをわかってるから大丈夫。すごく堅実な一歩を歩んでいく人なイメージ。歩みは遅いかもしれないけど、その分将来でブレない。大器晩成タイプとみた。
空さんも悩むけど、誰よりも踏み出す一歩が力強いからさ。最初にピヨモンがバードラモンに進化する前の、駆け出す空さんの背中を永遠に眺めていたい。太一さんはきっと脳裏に刻み付けてるんじゃないかな。振り返って微笑んではくれるけど、一度決めたらその道を歩むことを絶対にやめない人。強い。
こういう話をしていくとき丈先輩はいつも何も言うことないんだよなぁ。何を言っても本編に通ずるもの。精一杯迷って、精一杯考えて、一番自分らしい答えを出すことができる人だよ。もはや人間としての最高峰だよ。丈先輩はね、丈先輩としてすでに完結してるんだよね。僕が僕らしくあるために強くなれる人だから。いやもうほんと、すげぇなぁとしか言いようがない。
ヒカリちゃんはね……あのね……うん。迷いながらも進んでいくんだけど、進み方がちょっと特殊というか。どこか人智を超えた何かを垣間見つつだから、こう、なんにせよ言い切れない所があるんですよ。永遠に特別枠って感じ。
で、いつものように太一さんとタケルくんの話をたっぷりとしますね。
じゃ、まず太一さんから。
太一さんは大局が見れる人ってのが前提なんですよね。最終決戦にヤマトさんを待ってたアレね。太一さんはこう、ゴールの為にあらゆる犠牲を払うって感じがします。その犠牲の中には、自分自身はもちろん、周囲のなにやらも含まれてしまうんですよ。なんせ彼の目指すゴールは規模がでかいから。ゴールを目指さないという手もあるけど、彼にはそれができない。もうデジモンと出会ってしまったし、ヒカリちゃんの手も離しているからね。
何もしなければどういう結果になるかってのがある程度読めてるからこそ、身を切られても進むしかない。アグモンの暗黒進化とか、世界の為に死んでいったデジモンたちとか、そういったものが彼を支え背中を押してる、ような。それをどう捉えるかは彼次第だけども、世界からはっきりとバトンを渡されてる気がします。それに応えることが使命というかなんというか。まぁなんにせよしんどい。迷いがあれど、今は進むしかないって思っているような。覚悟の人。
で、タケルくんですけども。
太一さんと同じく大局派なんだけども、太一さんより感情的な感じ。争いは本当に最終手段にしたいと思ってる節があるっぽくて、だから選択が基本的に保身気味。そゆとこヤマトさんと似てるけど、ヤマトさんの選択はタケルの為ってのが大きいから同じかと言われるとまぁうん…って感じだけども。ただ選択に優しさが滲むとこは一緒かなぁって。
タケルくん、02の日帰り冒険の時はあんまり自己主張なかったんだけど、カイザーの基地を追え!でデジタルワールドに泊まった時にはちょいちょい行動を仕切ってて、ここぞというときにそういう風に立ち回るの本当にやめてほしい。大好き。彼は主導権を取りたいっていうより、自分や仲間がどういう行動をとったら、いい方向に進むのかってのを常に考えていそう。それは後半の太一さんもか。自らも仲間も駒にして考えてるとこあるよね。悪い意味じゃなくて、戦略としてね。太一さんは勝つためのゲームをして、タケルは負けないためのゲームをしそう。ただまぁタケルくん、あんまりリーダーはやりたがらない感じはします。他に誰もいなかったらやるかもだけど。空いた穴をカバーしたり、壁が薄いとこを補強にいったりと、なんというか裏方作業の方が性にあってそう。
……うん、だんだん何が言いたいのかわかんなくなってきたけど、まぁいいか!
多分太一とタケルが似てるとこって、自分の意志よりも大局を尊重するとこなんじゃないかなって書いてて思いました。ここぞというときに感情を殺せるというか、なんかそんな感じ。ヤマトと大輔はその対極にいます。彼らはここぞというときに感情&直感で動く。どっちが良い・悪いってのはないけど、なんかいちいち噛み合わなそうな感じが面白いなーって。
いつもこうやって各キャラごとに色々書いてみたりするけど、デジモンってみんな本当にバラバラになるよなぁーって毎回思います。キャラが超立ってる。だから特に初代大好きなんですよね、なんだかんだで、それぞれが好き勝手だもの。団結する気があんまりない。
02も実際、京ちゃんとタケルがいなかったらバラバラになってた可能性もあるっちゃあるかも知れないなぁ。大輔の天性の吸引力だけじゃカバーしきれない所を、うまい具合に2人で「まぁまぁ」ってやってた感じもします。主に京ちゃんはヒカリちゃんに、タケルくんは伊織くんに。大輔くんの後に賢くんに対してアプローチ仕掛けてたのも2人だしね。横っ面ひっ叩いたり、肉まん渡したり。こう書くと、2人で賢ちゃんにDVしてるみたいだな……!
大輔と賢ちゃんとヒカリちゃんと伊織くんでの行動って、なんかこう、うまく回らない感じがするよね。大輔と伊織が喧嘩しだして、賢ちゃんが伊織くんの肩持って、ヒカリちゃんが一応喧嘩止めるんだけど、うまくは収まらなくて微妙に気まずい道中になりそうだ……。喧嘩腰の大輔に最終的に賢ちゃんがいい加減にしたらどうだって言い出して、なんだお前も伊織の意見が正しいってのかよってそっちも微妙な感じになって、伊織くんも怒ってるから勝手にすればいいんですよってなってて、ヒカリちゃんは呆れてもう止めもしないんだ。まぁ最終的には「ごめん」「俺も」「僕も大人気なかったです」ってお互い謝るんだけど、仕切り直し役がいないから、結局神妙なままの道中になってしまう……!
京ちゃんはこういうとき大輔をからかって空気を取り戻すし、タケルくんはヒカリちゃんと仲良くして大輔くんをからかって空気を取り戻すよ。あれ、大輔くん万能だな!でも大体事の起こりは大輔くんだもんな!
タケルと京ちゃんの組み合わせ超かわいくて好きなんですよね。なんの気兼ねもなく2人で普通の会話してるところを見たい。2人で暇して観光スポットの雑誌とか読んで「あーここ楽しそう!」「じゃ今度デート行こうよ」「日曜ならいいわよー」って。その辺にいた賢ちゃんがすげー真に受けるやつ。「え、ふ、2人ってそんな関係だったの…?」「「へ?」」って感じで。可愛い。ただのお出かけを楽しんでほしいんだけど、意外とそういうのを避けるのが2人なんだよ多分。本能的に噂になることを避けるから、ミミちゃんとか挟みそうな感じする。本当に2人で出かけたら何らかのタイミングで(あれ、これデートじゃない?)って冷静になりそう。なんだかんだ普通の男の子と女の子の感覚なんだよ!本当に可愛い。
本当にデジモンって考えれば考えるほど平和な気分になるんですよね。とてもありがたく思っております。お金に余裕があったら02のブルーレイのやつがほしい。及川さんとピピモンがいるやつ。DVDはね、擦り切れてるから。
あーあ、宝くじでもあたらないかなー。